あっ、黄色いクルーザーの後ろにいるこの船は……(!)
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赤いクルーザー
5 隻いたプレジャーボートとクルーザーも、気がつけば(「おがさわら丸」から最も遠いところを並走していた)赤い赤いクルーザーが加速を始めたでしょうか。ということは……?
船は程なく減速して大勢に海に飛び込む……というのがお約束?だったのですが……
赤いクルーザーからは誰も飛び込むことなく、ひたすら「おがさわら丸」に向けて手を振ってくれていました。これはこれで嬉しいものですね。
「さんぐらす」!?
そして……本日?の主役が遅れてやってきました。海上保安庁の巡視船……だと思われるのですが、かなり小ぶりなボートのようにも見えます。
船首部に船名(だと思う)が書いてあるのですが、えっ、「さんぐらす」!?
……に見えて焦ったのですが、「さざんくろす」が正解でした(汗)。小笠原は日差しが強烈なので、日頃からサングラスを着用したチョイ悪風の人が多いんですよね。もちろん(?)「さざんくろす」の乗員の方もサングラスを着用しています。
空中浮揚!?
水しぶきの位置に注目です。船体の前方には殆ど水しぶきがありません。つまり……船の前半分がほぼ「浮いている」ということになるのですが、これはそれだけスピードを出していたということで……。
もちろん飛行艇では無いので常に船体が浮いている訳ではありません。タイミングによっては普通に船首部からも水しぶきが上がります。まるで「パワーボート」のような……。
ヨシ!
巡視船?「さざんくろす」の人が「さんぐらす」越しに「おがさわら丸」に異状が無いかチェックしているようです。目視の結果「異状なし」と判断したのか、「さざんくろす」は急に向きを変えて減速したようです。なかなか強烈な操縦のようにも見えますが、慣れっこなんでしょうか。
進行方向を変えた「さざんくろす」との距離があっと言う間に広がります。
早業? それとも神業?
「さざんくろす」のずっと後ろに二見港(と奥村集落)が見えます。右に舵を切ったのは「さざんくろす」だけではなくて、「おがさわら丸」も北に向かい始めたということですね。正面やや左寄りに見えているのが「三日月山」でしょうか。手前には「烏帽子岩」も見えますね。「烏帽子岩」の周りには暗礁があるので、「おがさわら丸」は若干大回りして北に向かうことになります。
そしてよく見ると、「さざんくろす」がいつの間にか向きを反転させていました。いつの間に……!?
今更ですが
ところで、何を今更という話なんですが、海上保安庁「さざんくろす」が出てきたのは、やはり 5 隻のボートとクルーザーが「おがさわら丸」に接近している……という事態を受けてのものだったのでしょうか。仮にそうだとした場合、過激な?パフォーマンスで「おがさわら丸」を見送ってくれた 5 隻のボートとクルーザーの持ち主は「叱られが発生」(これ、便利な表現ですよね)する可能性もあるのですが、実際にはほぼ毎回「お見送りパフォーマンス」が行われている……という話も
となると、仮に「叱られが発生」したとしても、結局は毎回「トムとジェリー」のように追いかけっこを続けている……と見ることもできるわけで、つまりは
小笠原には民間機が使用できる空港が無いため、本州との交通手段は週にほぼ一便の「おがさわら丸」しかありません。そのため空港と定期航空路の整備を求める声もあるのですが、古くからの住民からそういった声が強く聞かれる一方で、小笠原に移住してきた「新住民」からはそういった声があまり聞かれない……という話もあるようです。
「おがさわら丸」出港時の「お見送り芸」とも言うべきパワフルなパフォーマンスは、週に一度しか船が出ないからこそ可能なのかもしれません。こういった点も、「今の小笠原」を満喫している間は「空港? 別に無くていいんじゃね?」という考えにつながっているのかもしれないな……などと感じました。
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