2025年1月2日木曜日

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ガイドさんと回る母島半日ツアー (10) 「『タイヨウフウトウカズラ』と『石門入口』」

 

「桑ノ木山」の話題をもう少しだけ続けます。母島の特徴でもある「湿性高木林」らしい森が広がっていますが……
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2024 年 4 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

おやっ、これは何だったでしょう。水やりのための水のストックでしょうか?
金網で保護された中で成育しているのは、(前回の記事でも触れましたが)「タイヨウフウトウカズラ」です。
「タイヨウフウトウカズラ」は先端部が特徴的な形をしていると思うのですが、金網の支柱とどことなく似通った印象を与えるのが面白いですね。
葉っぱの大きさも色も様々ですね。これで良いのか良くないのかは判断がつきませんが、それなりに元気に育っている……と信じたいところです。
金網には「タイヨウフウトウカズラ」の保全プロジェクトについての説明がありました。減少原因の中に「森が暗くなりすぎた」というのがあるのは少々驚きですが、これは「アカギ」が勢力を伸ばしすぎたが故なんでしょうか。

石門入口

「桑ノ木山」を後にして、再びガイドさんの車で北に向かいます。この木は……もしかして「オガサワラグワ」だったり……するのでしょうか?
「猪熊谷トンネル」の手前にやってきました。駐車場が整備されていて、車が 2 台駐車しています。
駐車中の車には「石門入山証」と書かれたマグネット?が張られています。
ここは「石門せきもん入口」で、ここから北から北東にかけて「石門」と呼ばれるエリア(かなり広い)が広がっています。
母島ガイドマップによると、石門は「セキモンノキ、セキモンウライソウなど石門にだけ生息する極めて貴重な固有種が豊富」とあります。また「ここから先はガイドなしでは入れません」とあるのは「※母島自主ルールにより入林には東京都認定ガイド同伴が義務付けられている」という理由のようです。

まだ先は遠い?

「小笠原諸島森林生態系保護地域【石門地区】」と題された大きな看板も立っていました。
「石門を代表する植物」として「シマホルトノキ」「マルハチ」「セキモンウライソウ」「ヒメタニワタリ」「オガサワラクワ」が紹介されていますが、「セキモンウライソウ」以外はここまでの記事で曲がりなりにも言及済み……でしょうか。
看板には現在地と石門エリアの「位置図」が示されています。かなり北のほうに来たような気がするのですが、これを見るとまだまだですね……。

お静かに

駐車場から都道 241 号「沖港北港線」の南側を望みます。
「お静かに」と言っているのは「アカポッポ」こと「アカガシラカラスバト」でしょうか。

この船はいつか見た船

「石門入口」駐車場の向かいには海が見える場所があります。よく見ると、漁船が二艘と、沖合(右上のほう)にやや大きな船が見えるのですが……。
焦点距離 300 mm(フルサイズ換算で 450 mm)までズームして、更に 3 倍(面積比だと 1/9)のサイズになるようにトリミングしたものがこちらです。手持ちでも意外となんとかなるものなんですね。
そして沖合を航行中の船は……
これ、ついさっきまで沖港にいた「第七十八伸光丸」ですよね。前日には父島の二見港を航行中の姿を目撃していて、この日は沖港で見かけているので、この二日で三度目の目撃ということになるでしょうか。妙に縁がありますね……。

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