2024年12月16日月曜日

次の投稿 › ‹  前の投稿

伊豆諸島開発「ははじま丸」乗船記(カツオドリ編)

 

「ははじま丸」は父島・二見港を出港して、(父島の南西にある)南島の沖合を航行中です。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2024 年 4 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

沖合から見た「南島」

南島のまわりには岩礁レベルの島?が多く存在しています。やや右寄りに見える一際大きな島が「南島」です。
「南島」は無人島ですが、「扇池」という小笠原でもトップクラスのビュースポットがある島です。ただ、沖合から見た限りはこれと言った特徴の無い島に見えます。
二見港を出てから 15 分ほどが経過しました。島を覆っていた雲の下を抜け出したようで、ちょうど南島が逆光になってしまいました。

父島を出港して約 16 分

客室前方のテレビでなにやら放送が始まりました。
父島を出港して約 16 分ほどが過ぎたところですが、いきなり 2 時間が経過したことに……(違う、そうじゃない
これは「母島」の PR ビデオなんですが……
フォントのチョイスが……渋い……渋すぎる!(褒めてます) チャラチャラした感じでも無く、重苦しい感じでもなく、ひたすら渋い……!

カツオドリ

「ははじま丸」に寄り添うかのように鳥が飛んでいたのですが……
この鳥ですが、どうやら「カツオドリ」ではないかとのこと。
数分ほど、まるで「ははじま丸」にじゃれるかのように近寄ったり離れたりして、やがて姿が見えなくなったな……と思った頃に再び姿を現したり……
よく見ると一羽ではなく少なくとも二羽いたり……
そして突然海面に向かってダイブしたかと思えば……
いつの間にか上空に舞い戻っていたりします。
船によっては(たとえば「津軽海峡フェリー」の「ばあゆ」とか、洞爺湖の「エスポアール」とか)、乗客がパンくずで餌付けしていることがあって、鳥がエサを目当てに船に近寄ってくることがあるのですが、「ははじま丸」の場合は乗客が餌を撒いているようにも見えません。

この「カツオドリ」の行動ですが、「ははじま丸」が近づいたことに驚いた魚が海面から飛び出してくるのを待ち構えているのだそうです(!)。そう言われてみれば突然海面に向かってダイブすることがあったのですが、目ざとく獲物(魚)を見つけてそれに向かって突進していたのですね。

「カツオドリ」にしてみれば、いつ水面から顔を出すかわからない魚を待つよりも、「ははじま丸」に驚いて飛び出した魚を狙うほうが遥かに効率がいい……ということなんでしょうね。定期船を活用して楽に食餌にありつくというのは、行為の是非はともかく、見事な「生活の智慧」ですね……。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International

0 件のコメント:

新着記事