2024年12月2日月曜日

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レンタカーで父島一周 (47) 「東京都最東端のバス停」

 

扇浦海岸から都道 240 号・通称「湾岸通り」を北上して「境浦海岸」にやってきました。進行方向右側の駐車場に車を停めます。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2024 年 4 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

駐車場には電話ボックスがあり(!)、手前には 2 台の原チャが駐車していました。
ところで、この原チャ、キーが挿しっぱなしなのでは……(汗)
ただ、原チャを島から持ち出すには、普通は「おがさわら丸」か「ははじま丸」、あるいは「共勝丸」あたりに載せる必要があるわけで、仮に原チャを盗まれたとしても水際でチェックすればなんとかなりそうな気もします。ましてや島内で「盗んだバイクで走り出す」ならば、すぐに見つかってしまいそうにも思えます。絶海の島ならではのロジックですね。
電話ボックスの後ろには、サーフボードらしきものが立ててありました。上に×のような模様?が見えるのですが、看板代わりなのか、それともそういうデザインなのか……?

東京都最東端のバス停

駐車場の出入口にはバス停があり、海側に歩道が伸びているようです。
小笠原村営バスの「境浦海岸」バス停ですが、なんと「東京都最東端のバス停」とのこと。最南端が「小港海岸」バス停なのは理解できるのですが、意外な所に「最東端」がありました。
裏側にも The easternmost busstop in Tokyo の文字が並びます。バス停上部にはクジラ(だと思う)のイラストがあり、これは「扇浦海岸」バス停と同じですね。
バス停番号は「境浦海岸」バス停が⑯で「扇浦海岸」バス停が⑰なのですが、両者の間は 2 km ほど離れています。ただ小笠原村営バスは二見港と村役場周辺を除けば停留所以外でも自由に乗り降りできるので、見かけ上のバス停の数が少なくなっているということのようです。

バスゾーン

駐車場の出入口には「バスゾーン」とペイントされた区画があり、バスが停車する際は駐車場側に寄せられるようになっています。
「バスゾーン」の先には毎度おなじみの「小笠原諸島父島コースガイド」がありました。「境浦」は 5 番目のスポットのようです。
「⑤ 境浦」の位置ですが、確かに「④ 奥村」や「⑥ 扇浦」よりも若干東に位置しています。「東京都最東端のバス停」を名乗るのも納得ですね。

芸が細かい……!?

「湾岸通り」の向かい側にも北行きのバス停があるのですが……
あれっ。「東京都最東端のバス停」の文字がありません。日本は左側通行なので、北行きの場合はやや西側(=左側)を通ることになるのですが、故に「東京都最東端ではない」という判断なんでしょうか。
ただ、「境浦海岸」バス停のあたりは道路が大きくカーブしていて、「北行き」のバス停は「南行き」のバス停のほぼ南側に位置しています。どちらも「最東端」を名乗っても良さそうな感じですが……。

沈船「濱江丸」

東京都で二番目に東に位置するバス停からは、境浦海岸まで歩道が伸びていました。都道は海抜 34 m のあたりを通っているので、海岸へは長い下り坂を歩く必要があります。
境浦海岸の入江には、沈船「濱江丸ひんこうまる」の残骸が放置されています。ただ現地では「濱江丸」の存在をすっかり失念していたので、残念ながら写真はありません……。
手前のもうちょい右に「濱江丸」の残骸が見えた、かもしれないのですが……。

「濱江丸」と「浜江橋」

そういえば……という話ですが、駐車場のすぐ東側にある橋は「浜江橋ひんこうばし」という名前でした。「濱江丸」はこのまま朽ち果てる運命ですが、橋の名前として残ったということになりますね。
それでは、駐車場に戻って島内一周を再開しましょう。

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