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銘板を見ると「2002 年 10 月」の文字が。竣工から 22 年近くが経過したことになりますが、比較的新しいと言えそうでしょうか。
地形図を見た感じでは、このトンネルは分水嶺を越えるものではなく、川沿いの旧道をバイパスするためのものに見えます。地理院地図では旧道も「都道」扱いのようですが……
(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである)
ところが実際には「この先 通り抜け できません」という看板が出ていました。ストリートビューで確かめてみたところ、トンネルの西側から車止めのようなものが見えるので、通り抜けできないというのは本当みたいですね。ただトンネル内を自転車が走ったり歩行者が歩いたりするのは危険なので、旧道を通れるようにしているのかもしれませんね。
「小港道路」区間へ
山間部をトラバースする通称「夜明道路」区間はここまでで、ここで通称「小港道路」区間に合流です。元はと言えば「巽道路」に相当する区間ですが、紆余曲折の結果「巽道路」が謎の盲腸線と化したことは前回の記事で記したとおりです。
交叉点を左折して「小港海岸」に向かいます。父島一周のコースは「おがまるパック」の父島観光オプション「バス半日観光」のコースを踏襲していますが、「初寝浦展望台」や「小港海岸」は「バス半日観光」には含まれていません。特に「小港海岸」が含まれていないのは(今にして思えば)意外ですね……。
ロックシェッドとトンネルの連続区間を抜けると……
前方に(見えづらいですが)クランク注意の警告標識が見えてきました。センターラインのある道ですが、カーブがきついこともあり、制限速度は 30 km/h です。ゆっくりと安全運転で進みましょう。
急な右カーブを抜けると右側に駐車場(小港駐車場)が見えてきました。小港道路の終点までは、あと 650 m ほどあります。
東京都最南端のバス停
豊かな水をたたえる川沿いを西に向かうと、終点が見えてきました。ここも「宮之浜」と同じくロータリーが設けられています。ロータリーの真ん中に小笠原村営バスの「小港海岸」バス停が設けられていました。ここは「東京都最南端のバス停」とのこと。母島には路線バスが存在しないので、父島最南端が自動的に「東京都最南端」となるわけですね。
ロータリーからは海岸に向かう道路が伸びています。乗用車が普通に走行できる林道レベルの道ですが、一般車輌の乗り入れは禁止です。
ガジュマル
ロータリーの真ん中に鎮座するのは、毎度おなじみのタコノキ……ではなく、これはガジュマルでしょうか。ガジュマルの特徴は葉っぱが大きいことで、人為的に日陰をつくるのに重宝されていたとのこと。沖縄から持ち込まれたという話もあり、ガジュマルのあるところは人が住んでいたところ、という話もあるのだとか。
「小笠原諸島父島コースガイド」では、「小港海岸入口」は 11 番目のスポットとして登録されていました。ただここで一つ問題が……。実は「小港海岸入口」にはロータリーはあるものの駐車スペースが無いのですね。
小港駐車場に逆戻り
ということで、このまま U ターンして「小港駐車場」に戻ります。駐車場からバス停までは 650 m ほど徒歩で移動することになります。VLC
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