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車に戻り、「夜明道路」を南に向かいます。
「動物注意」の標識ですが、今度は跳躍中のヤギのようです。
国立天文台 VERA 小笠原局
右側に「国立天文台 VERA 小笠原局」という案内板が立っていました。日本語版の Wikipedia には「VERA」という記事が立っていて、国内に 4 つの基地局を設けて観測しているとのこと。4 つの基地局の内訳は水沢局(岩手県奥州市)、入来局(鹿児島県薩摩川内市)、小笠原局(東京都小笠原村)、石垣島局(沖縄県石垣市)だそうです。
VERA が複数の基地局を必要とするのは、要は宇宙レベルの三角測量を行うから……なんでしょうね(対象は光ではなく電波ですが)。かつての LORAN と同様に、基地局と基地局の間の距離は離れていないとズレが検出できないので、それで小笠原にも基地局が設けられたということだと思います。
ヤドカリ?
VERA の小笠原観測局は一見さんお断りだと思うので(違っていたらすいません)、そのままスルーして夜明山に向かいます。「動物注意」の標識ですが、今度はシオマネキ……ではなくてヤドカリでしょうか。ここは山の上なので、ヤドカリがいるとは思えないのですが……。
注目すべきは「夜明山」の看板で、右下に「これは字界を表記しています」とあります。もしかしたら裏側は別の地名が出ていたんでしょうか。
位置的にはこのあたりだと思われるのですが、2010 年の時点では「夜明山」の看板は存在しなかったようです。またストビューが更新されると良いのですが……。
夜明を迎える島
「夜明山」のすぐ近くにやってきました。石碑の横に駐車スペースがあるので、そこに車を停めて……(停めた後の写真ですが)。石碑には「時空を超えて」「南へ 1,000 Km」とあり、一番左の石には「夜明山」と見えます。その上の文字が明瞭ではないのですが……
ところが 14 年前に撮影された Google ストリートビューでは「夜明を迎える島」との文字がしっかりと見えています。14 年の年月の間に苔が生し、石も風化が進んだということでしょうか。
防衛省管理用地
石碑の後ろは芝生広場になっているのですが、何故か「立入禁止」の看板が立っています。「防衛省管理用地につき」とあるのですが……なるほど、後ろのアンテナの管理用地なんですね。
石碑の手前(北側)にも巨大なアンテナ塔が立っていました。父島の中でも標高の高いところなので、電波塔の適地なんでしょうね。
国有林使用許可地
駐車場の向かいには「夜明山」に向かうけもの道があります。毎度おなじみ「小笠原諸島森林生態系保護地域」の看板も見えますね。その横には「国有林使用許可地」と書かれた看板が立っているのですが……。
完全にピントを合わせる場所を間違えてしまいました……。オートフォーカスを過信すると痛い目に合うということですね……。
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