2024年10月17日木曜日

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レンタカーで父島一周 (16) 「旭平展望台」

 

「長崎展望台駐車場」を出発して、都道 240 号「父島循環線」の「夜明道路」区間に戻ります。前方に「長崎トンネル」が見えてきました。このトンネルはループを構成していて、これからトンネルの上に見えている区間に進むことになります。


【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2024 年 4 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

トンネルを抜けてからも左カーブが続きます。


「長崎トンネル」の上を通過して、次の目的地である「旭平展望台」に向かいます。ちょっと見慣れない標識が立っていますが……
こ、これは……。「動物注意」と「落石注意」とありますが、その上の標識には崖から石を蹴り落とすヤギ(だと思う)の姿が。「動物注意」と「落石注意」というニュアンスを見事に融合させちゃいましたね……。
ちなみに 2010 年に撮影されたストリートビューでは「動物に注意」とだけあり、白いヤギ?が描かれていました。随分とファンキーな(?)デザインに様変わりしたものですね。

旭山展望台駐車場

ほんの一瞬ですが、左手に「東島」が見える場所がありました。
右手に駐車スペースが見えてきました。ここは「旭山展望台駐車場」で、ここから「旭山」に向かうことができるようです。地形図を見ただけの当て推量ですが、おおよそ 45 分程度歩けば「旭山」に行けそうな感じでしょうか。

動物注意

「旭山」は「おがまるパック」の父島観光オプション「バス半日観光」には含まれてなかったので、スルーして引き続き「夜明道路」を進みます。今度は右カーブの途中に駐車スペースが見えてきました。どうやらここが「旭平展望台」の駐車場のようです。
駐車スペースは広いとは言えませんが、乗用車 3 台程度が駐車できそうです。手前には親子連れの白いヤギが描かれた「動物注意」の標識が立っています。
「小笠原諸島父島コースガイド」の看板が立っていますが、ラッピングが傷んでしまっていますね……。「父島コースガイド」には 18 のスポットが設定されていますが、役場のある西町からほぼ逆時計回りにポイントが設定されていて、「旭平」は 16 番目となっています。
ちなみに「長崎展望台入口」が 17 番で、「宮之浜入口」が大トリの 18 番です。「三日月山展望台」は選外みたいですね。

旭平展望台

「旭平展望台駐車場」から道路の向かいの山側にはタコノキが群生していました。小笠原に人が定住してからは固有種は御難続きですが、「タコノキ」は数少ない例外ということでしょうか。
「長崎展望台」とは異なり、「旭平展望台」は駐車場にほぼ隣接しています。
展望台には擬木丸太でフェンスが設けられています。「長崎展望台」と同様に、とても良く整備されています。
「旭平展望台」からも兄島を望むことができます。兄島の面積は父島の 1/3 弱ほどありますが、飲水を得ることが難しかったらしく、明治時代に 2 名が入植したのみで程なく無人島に戻ったとのこと。
結果的に父島では失われた生物相が兄島では生き残ったケースが少なからず存在するものの、父島からの人の往来により「グリーンアノール」を含む侵略的外来種が持ち込まれつつあり、予断を許さない状況です。

「東島」と「蝋燭岩」

「長崎展望台」と「旭平展望台」は直線距離で 560 m ほどしか離れていないので、展望もある程度似通ったものになります。東の沖合に「東島」が見えるのも「長崎展望台」と同様ですね。
「東島」と、その手前に「蝋燭岩」が見えています。「旭平展望台」と「蝋燭岩」の間は 2.2 km ほど離れています。

「長崎」と謎の鉄骨

「長崎」は「長崎展望台」と「旭平展望台」の間にあるので、「旭平展望台」からは「兄島」の手前に「長崎」が見えます。
岬の先にも波に洗われた岩礁があるのですね。航行の際には座礁への警戒が必要そうです。
これはちょうど真北方向(「長崎」の根元あたり?)を眺めた写真ですが……
あれっ、よく見ると鉄骨らしきものが。

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