普通は国道番号が入る筈の、通称「おにぎり」の中に、何故か「都道」と「村道」の文字が入っています。小笠原には国道は通っていないのですが、こんなところに「おにぎり」があったんですね。
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ここは閑静な住宅街™と言うべきところで、車の流れが多いところではありません(路駐の車が目立ちますが、近くで工事をしていたので工事関係者の車かも)。
ちなみに問題の(?)青看板の下にはバス停があるのですが……
小笠原村営バスには 2 路線 3 系統があるのですが、大村地区・清瀬地区・奥村地区を循環する「ブルーライン」と「オレンジライン」はそれぞれ 1 日 3 本しか設定がありません。
車は「村道」側に路駐してしまったので、ささっと戻ることにしましょう。
「夜明道路」へ
それでは、再びレンタカーで父島一周を再開です。村道を経由して、都道 240 号「父島循環線」、通称「湾岸通り」に戻ってきました。奇しくも都道 240 号の山手ルート(行文線)が未開通の区間で、大村地区と扇浦地区を結ぶ道路が唯一シングルポイントになっているところです。
前方に「夜明道路」の分岐点が見えてきました。
都道 240 号「父島循環線」の循環構造は不完全なため、都道 240 号から都道 240 号が分岐するという妙なことになっています。
「道路情報」には「通行注意」「倒木」「山まわり」と表示されています。カメラはシャッタースピードを 1/1000 秒に設定したのですが、やはり速すぎたのでしょうか。
「小笠原高等学校」跡地
左折して、「山まわり」こと「夜明道路」に入りました。連続雨量 100 mm で通行止めになる旨の表示があり、とてもシンプルな交通遮断機も設置されています。「夜明道路」はセンターラインの無い道ですが、交通量も多くないので運転に苦労することはありません。
上り坂の途中に(特殊車輌を含む)車が沢山置かれた一角があったのですが、ここが「有限会社小笠原整備工場 レンタル部」とのこと。父島に 4 つあるレンタカー屋さんの一つです。
この「夜明道路」がいつ頃開通したのか気になったので、「地図・空中写真閲覧サービス」で古い地形図を閲覧してみたのですが、1975(昭和 50)年測量・1977(昭和 52)年発行の 2 万 5 千分の 1 地形図を見てみると、「小笠原整備工場 レンタル部」の場所に「文」のマークが。ここにはかつて「小笠原高等学校」があったみたいですね。
兄島瀬戸
「夜明道路」は山裾に張り付くようなルートで坂を駆け上がります。ヘアピンカーブをいくつか抜けると一時的に北西に向かう区間があり、左手に「二見漁港」と「三日月山」が見えます。ちょうど 1 時間ほど前には、あの山の尾根を歩いていたんですよね。右カーブの途中に左折できそうなスペースがあります。左折してみましょう。
左折した先は更に狭い道が続いていました。対向車が来たら面倒なことになりますが、幸いなことに対向車の姿はありませんでした。
「兄島瀬戸」の向こう側に「兄島」が見えています。兄島の左のほうに見えている湾が「万作浜」とのこと。手前の父島側の海岸は「ワシントンビーチ」と言うのだそうです。
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