2024年10月4日金曜日

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レンタカーで父島一周 (8) 「三等三角点『三日月山』」

 

「三日月山園地展望台」の話題をもう少しだけ続けます。三日月山から「おがさわら丸」を眺めたものですが、海が変色したように見えるところがありますね。あれは何なんでしょうか……?
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2024 年 4 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

小笠原商事のガソリンスタンドは展望台の手前から見えていましたが、展望台からの眺めは更にワイドなものでした。

「小笠原警察」

左側手前に見えるのが「東京都小笠原支庁」です。支庁から「お祭り広場」に向かって伸びる道路の左側に見える 3 階建ての建物が「小笠原総合事務所」で、右側に見えるのが「警視庁小笠原警察署」です。
小笠原警察署の隣の官舎らしき建物の屋上には「小笠原警察」の文字が。
宿の「本館」や「小笠原聖ジョージ教会」、海上自衛隊の「父島基地」も良く見えていますが、部屋のある「別館」は木々に阻まれて見ることができません。
父島基地内にある「父島ヘリポート」も見えます。急病人が出た際はここから搬送されるのでしょうか。

三等三角点「三日月山」

展望台のすぐそばには「国地院」の文字の入った石が埋め込まれていたのですが……
別の向きには「三等三角点」の文字が彫られていました。「三日月山」という名前の三等三角点で、標高は 174.6 m とのこと。厳密には「三日月山」の頂上は北隣にあり、ここは南に向かって飛び出た支峰のような場所です。
「三等三角点の記」によると、この三角点が選点されたのは 1992(平成 4)年とのこと。標石はクラシックな感じに見えたのですが、これは何らかの事情で再度選点されたということなのか、それとも標石がネオクラシックなデザインだったのか……? 謎です。
ただ改めて見てみると、雨による風化がそれほど激しくないようにも思えるので、やはりネオクラなデザインだっただけなんでしょうか。

展望台のまわりの植物

展望台の北側には様々な植物が生い茂っていて、花を咲かせているものもあります。

シチヘンゲ(ランタナ)?

この花は……残念なことにピントがびみょうに合ってないのですが……
この写真によると、これは「ランタナ」では無いかとのこと。和名は「シチヘンゲ」で、いかにも南国風の花が特徴的ですが、実はこの花は「世界の侵略的外来種ワースト100」に選定されているとのこと。

センダングサ

この花は「センダングサ」の一種のようです。「タチアワユキセンダングサ」でしょうか? 「侵入生物データベース」に記載されているように、この草もアメリカから侵入してきた外来種のようです。

謎の花

この花は……何でしょう。「アキレア ダブルダイヤモンド」という花に似ているようにも思えますが、正体不明ということで……。

イヌシロソケイ

この特徴的な形をした花は「イヌシロソケイ」とのこと。ジャスミンの一種で、この花も外来種とのこと。「固有の生態系」に価値を見出されて「世界自然遺産」となった小笠原ですが、外来種も決して少なくない……ですよね。

タコノキ(固有種)

一方でこちらはれっきとした小笠原固有種の「タコノキ」ですね。左上のほうが見切れてしまっていて申し訳ありません。一応ワイド端で撮影したのでご容赦の程を……。

撤収!

「三日月山園地展望台」へは、徒歩で往復 45 分ほど要する計算になりますが、それだけの時間を費やす価値のある場所だと思います。「おがまるパック」の父島観光オプション「バス半日観光」のトップバッターに選ばれるのも納得!ですね。
それでは、駐車場まで戻ることにしましょう。

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