例によって何の説明も無ければ「立入禁止」の札も立っていません。となると……やはり、中を覗いてみたくなりますよね。
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四角い断面
洞穴の断面は台形をしています。天然の洞穴だと考えるには不自然な形状です。中の壁面は茶色いと黒のまだら模様のようになっています。漆黒の部分も見えますが、火山性の岩なんでしょうか。
洞穴は左に折り曲がっていて、意外と奥は深そうです。
もしかして:トイレ?
洞穴の床面には岩が四角くカットされた場所があり、その上に蓋が載せられていました。これは……もしかして、トイレでしょうか……?左に折れた洞穴は、すぐ先で行き止まりになっているようにも見えますが……
よく見ると行き止まりではなく T 字路のようにも見えます。
出口があった!
T 字路のようにも見えたのですが、実際には更に左に折れていただけでした。そしてなんと前方からも明かりが差してきました(!)出口?は入口よりもやや間口が狭くなっていますが、歩行には支障のないサイズです。
出口の先は斜面が広がっていました。この先に道らしきものがあったようには見えませんが……。
出口から右のほうを眺めます。海の向こうに兄島が見えていますね。
山を利用したトーチカ?
この「トンネル」は上から見るとΣ型をしていて、入口が広く出口が狭くなっています。出入口があるということは倉庫ではなく、狭い出口側が「銃眼」だったように思えます。父島には似たような地下壕に野砲を配置した場所もあったようですが、ここは山の上なので主に銃での迎撃を想定していたのかな、と思わせます。父島は太平洋戦争末期に「要塞化」されたことがあり、島内には少なからぬ「戦跡」があるのですが、ここもその一つなんでしょうか。ここは「展望台」のすぐ近くで遊歩道も整備された「会いに行ける戦跡(?)」なんですが、何の案内も(そして注意事項も)無いのは不思議な感じが……。
「銃眼」と思しき「出口」からは斜面しか見えないので、「入口」に向かって引き返すことにします。
地下壕の中間付近には真っ暗な部分があり、目が慣れるまでは全く何も見えなくなります。ほんの一瞬なんですけどね。
出口付近にはドラム缶のようなものも置かれていました。水を貯蔵していたんでしょうか……?
壕の中から東屋を望みます。かなりシュールな絵になりましたね。
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