2024年9月12日木曜日

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父島さんぽ (15) 「東京←→父島」

 

「小笠原ビジターセンター」の展示を一通り見終えました。小笠原についての理解を深めたいという期待をしっかりと叶えてくれる場所でした。個人的には「父島は『乾性低木林』が多く母島には『湿性高木林』がある」というのが「へぇー」でしたね。
初めて小笠原に渡航した人は、「小笠原ビジターセンター」と「小笠原世界遺産センター」を真っ先に訪問すると良いと思います(どちらもオススメです!)。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2024 年 4 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

今更ですが、入口には「ご利用案内」が出ていました。開館日が「入港日~出航日」というのはいかにも小笠原風で、出航日と次の入港日の間が「休業日」になっているケースがとても多いのですね。「おが丸」が事実上「暦」の代わりになっているのです。
「おが丸」は、GW や夏休みなどの繁忙期には日帰りで竹芝桟橋に戻ることもあるのですが、その時期は逆に夜間まで開館するとのこと。

歩道にはところどころに絵の入ったタイルが埋め込まれているのですが、これは「オガサワラノスリ」ですね。例によって例のごとく、絶滅危惧ⅠB類 (EN) に指定されています。「近い将来において野生での絶滅の危険性が高いもの」です。

強烈な階段

「大神山公園」の「お祭り広場」に戻ります。「小笠原ビジターセンター」の向かい(道路側)にある建物(宿泊施設)のカラーリングが鮮やかで、いかにも南国っぽい佇まいですね。
よく見ると、遠くの山の上に展望台が見えますが、これは「大神山公園」の「山頂展望台」のようです。標高は 73 m ほどのようですが……
大村海岸から展望台に向かうには「大神山神社」を経由することになるのですが、参道の階段がなかなか強烈なことになってまして……(別の場所から撮影したものです)。

グリーンアノール!?

歩道の絵入りタイルシリーズですが、今度は「カツオドリ」です。こちらは幸いなことに絶滅危惧種では無さそうです。
そして衝撃だったのがこちらのタイルで、これは小笠原のマイマイに壊滅的なダメージを与えた「グリーンアノール」では……。小笠原の人々の懐の深さには驚かされますね。
こちらはタイルではなく絵入りのマンホールです。こんな感じで路上も賑やかなので、うかうか上を向いて歩いていられません。
「湾岸通り」から「小笠原ビジターセンター」を眺めます。ここから直接歩いていけそうにも見えますが、私有地を経由することになりそうなので NG ですね……。それにしても、何故幹線道路に面していない、こんな中途半端な場所にビジターセンターを建ててしまったのか、謎ですね。

ワンボックス率の高さ

気がつけば空には晴れ間が広がっていました。予想では「雨」で、実際に小雨がパラついていたので傘を取りに戻ったものの、もう雨は降りそうに無いので傘を置きに部屋に戻ります。後で宿の人に聞いたところ、「小笠原の天気予報は当たらない」と断言されてしまいました(汗)。
先ほどは「小笠原世界遺産センター」の前の道を歩いたので、今度は川沿いの道を歩いてみましょう。駐車場の車ですが、改めて見てみるとワンボックス率がめちゃくちゃ高いような……。
特殊な車輌も駐車していました。左側のトラックには「警視庁」の文字が見えますね。

東京←→父島

このあたりは住宅街の中の道路ということもあり、20 km/h 制限のようでした。
「おがさわら丸」から取り外したと思しき「東京←→父島」の看板が置かれた家がありました。この建物は「きり丸HOUSE」という民宿だったらしいのですが、残念ながら 2023 年 8 月末で営業を終了したとのこと。

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