2024年8月28日水曜日

次の投稿 › ‹  前の投稿

父島さんぽ (4) 「官公庁通り」

 

「小笠原世界遺産センター」を後にして、再び近場を散歩します。南国情緒豊かな木々の中に、純日本的な「止まれ」の標識が。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2024 年 4 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

車がたくさん並ぶ駐車場にやってきました。「駐車場ご利用のお願い」が出ていますが、この駐車場は小笠原村役場の駐車場とのこと。小笠原は「品川」ナンバーなんですね。
「村営バス」と書かれたハイエースが停まっています。ダウンサイジングを念頭にハイエースを導入したものの、輸送力が不足して持て余し気味……みたいな話も耳にしますが、果たして父島の場合は……?

小笠原村営バス

交叉点で右の方を見ると……おや、今度はバスが停留所に停まっていますね。
これはハイエースではなく、日野・ポンチョのようです。
「扇浦線 村役場前 行」とあります。大村地区と奥村地区を反時計回りに循環する「ブルーライン」は 1 日 3 便の設定で、時計回りに循環する「オレンジライン」に至っては 1 日 2 便しか設定がないのですが、実は村役場前と小港海岸を結ぶ「扇浦線」は 1 日 10 便も走っています。そのため、レンタカーが無くても扇浦方面に足を伸ばしやすくなっています。
淡いブルーに色鮮やかなクジラが描かれたカラーリングで、入口ドアの下にある「OGASAWARA VILLAGE」の文字が格好いいですね。そしてよく見るとグッドイヤータイヤのロゴも……!

官公庁通り

交叉点を左折すると、役場の北西方向に「小笠原郵便局」があります。父島にあるのに「小笠原郵便局」ということは、もしかして母島には郵便局が無いのか……? と心配になりますが、母島には「母島簡易郵便局」があるとのこと。
郵便局の北西隣に「小笠原警察署」があり、その向かいには「小笠原総合事務所」があります。これは都庁の出先機関ということで良いでしょうか。
歩道にはイラストが描かれたタイルが埋め込まれていました。デフォルメの効いた「おがさわら丸」のようです。

土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域等を明示した現地表示板

「小笠原郵便局」の前で回れ右をして、海側に向かいます。昔はこのあたりに川があったみたいですが、河川改修の結果か、少なくとも地上を流れる川は見当たりません。
役場の敷地内だと思うのですが、何やら地図が描かれた案内板がありました。
これは観光客向けのものではなかったようで、なかなかシビアな内容でした。父島は火山でできた島なので、どうしても土砂災害のリスクから逃れることはできないということでしょうか。

小笠原村役場

小笠原総合事務所・小笠原警察署・小笠原郵便局・小笠原村役場が並ぶ「官公庁通り」とも言える道と「湾岸通り」が接続する T 字路にやってきました。
村役場の前にやってきました。南国情緒が凄いですね……!
またしても案内板が立っていますが、今度は一般的な内容のものでした。「小笠原世界遺産センター」は(ここまで歩いてきた)村役場の裏を抜けるのが近いと思うのですが、案内板では「湾岸通り」を通るように案内されています。
隣には「小笠原村」の村章や「小笠原の花:ムニンヒメツバキ」「小笠原の木:タコノキ」「小笠原の鳥:ハハジマメグロ」「小笠原の魚:アオムロ」が紹介されていました。小笠原村の村章は「小」の文字を「ハハジマメグロ」で現したものだったんですね。
そして各地までの方角と距離を示したオブジェが立っていました(離島あるあるですね)。スポットは上から「南鳥島」「沖ノ鳥島」「西之島」「硫黄島」「聟島/嫁島」「母島」「兄島/弟島」「東京」「グアム」「パラオ」「ハワイ」です。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International

0 件のコメント:

新着記事