2024年8月23日金曜日

父島さんぽ (1) 「聖ジョージ教会」

父島での初日の午後はフリータイムになったので、少し歩いてみることにしました。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2024 年 4 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

本来は、Day 2(=父島での初日)の午後は「おがまるパック・父島観光オプション」の「バス半日観光」だったのですが、担当される方の体調不良でキャンセルになってしまったんでした。フリータイムが降って湧いたことになりますが、せっかくなので有意義に活用したいですね。
石が敷き詰められた道路(村道でしょうか?)を南東に向かって歩きます。正面に小笠原商事のガソリンスタンドが見えていますね。

父島気象観測所

父島にはガソリンスタンドが二箇所あり、このスタンドは市街地の西端にあります。隣の白い建物は気象庁の「父島気象観測所」です。
すぐ眼の前まで毎日食事に通っていた筈なのに、ちゃんとした写真を撮影していないという痛恨のミスがあったので、ストビューでお茶を濁します。手書きの看板が格好いいですね!


「止まれ」の標識は英語が併記された新しいデザインのものですが、何やら周りに妙なものがついていますね。これは何なんでしょう……?

聖ジョージ教会

交叉点を左折して、「湾岸通り」を北東に向かって歩き始めました。おや、「小笠原聖ジョージ教会」とありますね。
ふと左を見ると、なるほど、確かに教会らしきものがあります。
いかにも日本離れした佇まいの教会ですが、1945(昭和 20)年から 1968(昭和 43)年までアメリカの施政権下に置かれていたことと関係あるのでしょうか。
歩道にもイラスト入りのパネルが埋め込まれていました。右下の「T.S」というのはデザインした人のイニシャルでしょうか……?
「湾岸通り」は 2 車線の車道と、それに沿う形で歩道が整備されているのですが、そう言われてみれば全体的にゆとりが感じられるように思えます。
父島の市街地は米軍の空襲で壊滅的な被害に遭っていて、アメリカ人がイチから作り直したという話も耳にしましたが、街路の構成は基本的には変わっていないようです。「湾岸通り」を整備する際にアメリカ風のデザインにした、といったところかもしれません。

西町バス停

「聖ジョージ教会」の前には「小笠原村営バス」の「西町」停留所があります。
反対側から見ると、ガソリンスタンドや教会との位置関係がわかりやすいですね。
村営バスは西町・東町・奥村・清瀬などの市街地を循環する路線と、父島の中央部(二見港から見ると南)にある扇浦を結ぶ路線があるみたいです。平たく言い直すと、二見港周辺をグルっと回ったあとに扇浦に向かう(逆もまた然り)ということですね。
循環路線は時計回りと反時計回りがあるようで、反時計回りの「ブルーライン」は 1 日 3 本の設定があるみたいです。運賃はおとな 200 円で、乗車時に支払うとのこと。
「ご注意とお願い」に「サーフボードや自転車など、大きな物は持ち込めません」とあるのは流石……ですね。

傘がない

このまま二見港に向かって歩く……つもりだったのですが、雨がパラついてきたので、傘を取りに部屋に戻ることにしました。
「プルメリアヴィレッジ」の建物はやや高台にある……という印象だったのですが、標高は 3 m とのこと。手前に川が見えていますが、もともと役場のあたりを経由して大村海岸に注いでいたものを改修して、父島気象観測所の南側で海に注ぐようにしたもののようです。
傘を確保して「父島さんぽ」を再開します。今度は湾岸通りではなく、一筋北の通り(飲食店が多いとのこと)を歩きます。あれ、この建物は……?

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