【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2024 年 4 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。
「等級別下船ご案内中」という紙のついたポールが立っていました(いつの間に……)。乗船の際も 7 デッキから 6 デッキ、5 デッキと順になっていましたが、あれは等級別だったのですね。
よく見ると、絨毯にも「この黄線より前方に荷物を置かないようご協力ください」との文字が。
1 等室の前の通路には、なんとパイロンが置かれていました。
間もなく下船
時は移ろい、二見港に入港するまであと 20 分ほどになってしまいました。こうやって見てみると、二見港も天然の良港っぽい地形ですね。荷物をまとめて、搭乗券片手に下船の準備をします。下船も 7 デッキの船客からで、6 デッキ、5 デッキと順番が回ってくるのですが、7 デッキの船客が全員下船するのを確認するという運用ではなく、あくまでタイミングをずらす程度のものです。
もの凄い数のプラカード!
4 デッキ右舷側の乗降口から外に出たところ……うわぁっ! もの凄い数のプラカードや紙を掲げた人が! この写真だと大した数には見えないかもしれませんが、実物を目にした時の驚きと言ったら……。この中から父島でお世話になる宿のプラカードを探し出す必要があるのです。 「おがさわら丸」は「バリアフリー高度化船」ですが、この日はスロープが利用できなかったらしく、最後の数段は階段を下りることになりました。ただ荷物を持って介助してくださる人も待機していて、やはり至れり尽くせりな感じが。あらためて外から「おがさわら丸」を眺めます。船室だけで 2 デッキから 7 デッキまで 6 層あるだけに、やはりでかいですね……
ファンネルには小笠原海運のシンボルカラーなのか、青と赤の横ストライプが塗装されています。4 デッキ後方にも乗降口があって、そこから下船している人もいますね。
500 人近い下船客の流れが途切れることはありません。
変わり種のプラカード
無事、父島でお世話になる宿のプラカードを見つけて合流することができました。二見港から宿までは車で送ってもらえるとのこと。プラカードには宿泊施設名が書かれているものが殆どですが、中には変わり種もあって……
こちらはなんと「気象庁」の文字が。4 月は異動の時期なので、父島に転任された方がいらっしゃるのかもしれません。それにしても、このポップなイラストが気になりますね……(気に入りました!)
これも異動の時期だからか、「小笠原支庁総務課」というプラカードもありました。ほかに「歓迎 ○○ ○○さん」という個人名丸出しの横断幕もあったのですが、保健所で働く有資格者の方が赴任したのかもしれません。
一週間分の熱量
「おがさわら丸」は多客期を除いて一週間に一便しかありません。別の言い方をすれば一週間分の「出会い」が凝縮されることになるのですが、凝縮された熱量は相当なものがあります。船便の数が少ないのは不便かもしれませんが、良いこともあるのですね。埠頭の「立入禁止」ゾーンには、何故かパトカーが停車していました。「交通安全運動実施」と書かれた幟が立っていますが、そういえば春の交通安全運動の時期でしたっけ。
乗降口はようやく 500 人近い船客を吐き出し終えたようです(干潮時に使用する 5 デッキの乗降口も見えますね)。安全で快適な航海を楽しめたのは、船員さんと関係者の皆さんのおかげです。ありがとうございました!
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