2024年8月20日火曜日

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小笠原海運「おがさわら丸」特 2 等寝台 乗船記(朝食編)

 

「おがさわら丸」の船内で新しい朝を迎えました。船はいつの間にか父島・二見港まで約 170 km の位置に移動していました。いつも思うことですが、フェリーって寝ている間にめちゃくちゃ移動していて、どんなチートを使ったんだ!?と頓珍漢な感想を抱かせるんですよね。
改めて言うまでもなく、船客が寝ている間にも夜間担当の船員さんの操舵により着実に前へ進んでいるからなんですが……(ありがとうございます!)。前夜の消灯が 22 時なので、9 時間ほど経ったことになりますが、その間にベヨネーズ列岩や須美寿島、鳥島の沖合を通過していたことになります。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2024 年 4 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

レストラン「Chichi-jima」は朝の 7 時から朝食営業中です。そろそろ 8 時になるので、朝食をいただくことにしましょう。
特 2 等寝台の窓から見える太平洋の海況は……前日よりはマシ、と言ったところでしょうか。前日は低気圧の通過もあり、結構揺れたんですよね……。

(またしても)レストラン「Chichi-jima」へ

4 デッキに下りてきました。レストラン「Chichi-jima」の入口は巨大なクジラのしっぽの向こう側(右舷側)にあります。
レストラン「Chichi-jima」に向かいます。
入口の自動ドアの手前にある食券の自販機が 1 台だけ稼働していました。朝食は「和定食 A」「和定食 B」「洋定食 A」「洋定食 B」の 4 種類の提供です。
よく見ると「SUICA をご利用のお客様、お飲物をお求めになるお客様はレジまで」とあります。つまるところ、食券は決済時の現金のやりとりを省くためのものなので、釣り銭の心配がほぼ無い交通系 IC カードであれば、レジで決済しても特に問題はないんですよね。

がっつり系の A と軽めの B

「洋定食 A」と「洋定食 B」の違いですが、「洋定食 A」が「パン 2 つ、目玉焼き、サラダ、ソーセージ、ポテト、コーンスープ、デザート」で ¥1,000-、「洋定食 B」が「パン 2 つ、目玉焼き、サラダ、デザート」で ¥500- です。朝からがっつり系の「洋定食 A」と、軽めの「洋定食 B」ということになりますね。
朝は基本的に軽めに済ませることにしているので、「洋定食 B」をチョイスしました。やはりと言うべきか、オーシャンビューの客席が人気のようですね。
それでは、「洋定食 B」をいただきま~す!
「洋定食 B」のパンにはバターとストロベリージャムが付属しています。
あと、何故かしょうゆがついてきました。理由が良くわからなかったのですが、目玉焼き用だったのでしょうか。
そう言えば、レストラン「Chichi-jima」の出口付近に張り紙があったのですが……
曰く「適正飲酒!」を促す内容でした。「おがさわら丸」の船内には船客のモラルに訴えかける注意喚起が目立つ印象があるのですが、これは船客のモラルが低いと言うよりは、「ハレ」の空間なのでそれだけ羽目を外しやすい……ということなんでしょうね。

聟島列島の沖合に到達!

あとは「おがさわら丸」が 11 時に父島・二見港に入港するのを待つだけなのですが、なんと入港の 2 時間も前に「小笠原諸島の紹介」が始まってしまいました。ずいぶんと気が早い感じもするのですが、実は 9 時の時点で小笠原諸島の北端に位置する「聟島列島」の沖合にいるんですよね。
「……わが国の最東端の南鳥島、最南端の沖ノ鳥島も……」
「……小笠原諸島に含まれます」というのは「へぇ~」という話ですね。まぁどちらも絶海の孤島なので、「小笠原諸島に含まれる」というのはあくまで定義上の話なんでしょうけど……。
日本の排他的経済水域の 1/3 は小笠原諸島(南鳥島・沖ノ鳥島を含む)の存在によって確保されている……というお話でした。事実を淡々と語っているだけなのですが、ちょいと生々しい感じもしますね(汗)。

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