2024年8月13日火曜日

小笠原海運「おがさわら丸」特 2 等寝台 乗船記(船内うろうろ編)

「おがさわら丸」の船内を歩いてみましょう。5 デッキの乗降口(干潮などで水面が下がらない限り使用されることは無い筈)の横には椅子が置かれた談話室のようなスペースになっていました。
よく見てみると椅子のデザインもバラバラですし、船内案内にも記載がありません。注意書きらしきものが貼られていますが、そこには「ペットを連れての入室はご遠慮ください」とのこと。やや斜め上の内容でしたね……。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2024 年 4 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

向かい側の階段の脇にはデッキプランが表示されていますが……
こちらを見る限り、談話室のような謎スペースもちゃんと描かれていますね。何の説明も無いですが、とりあえず椅子が並んでいるように描かれています。

喫煙室

6 デッキに向かう階段の前にはデジタルサイネージが並んでいました。今風の船だなぁという印象ですが、就航は 2016 年で、間もなく 500 往復を迎えるとのこと。
5 デッキの右舷側乗降口(父島・二見港で使用する)の横には喫煙室があります。なかなか洒落たデザインのドアですね。
ドアの前には「ドアの向こうに人がいます 開閉注意」という注意喚起が。
喫煙室の横にはゴミ箱が置かれています。特 2 等寝台・プレミアムベッドの部屋にもゴミ箱があったと思いますが、ある程度まとまったゴミが出た場合は共用部のゴミ箱に捨てるのが良さそうですね。

4 デッキへ

階段前にやってきました。下の 4 デッキに向かうことにしましょう。
絨毯のカラーリングも原色を多用したもので、南の島に向かう船らしい色合いと言えそうでしょうか。
4 デッキにも乗降口横に談話スペースのような場所があり、椅子が置かれていました。横にはゴミ箱があり、その上には液晶テレビに「おがさわら丸」の現在位置が表示されています。部屋にテレビが無くてもここで確認できるということですね。

バリアフリー高度化船

「おがさわら丸」は鉄道・運輸機構の旅客船バリアフリーガイドラインに準拠した「バリアフリー高度化船」だそうで、車椅子対応のエレベーターも設置されています。ただこのエレベーターは 4 デッキ~7 デッキのみ行き来ができるとのことで、3 デッキと 2 デッキは対象外のようです。
エレベーターの横には新幹線などで見かけるような LED サイネージも設置されています。文字が流れるだけとは言え、場所を取らないのがメリットですね。
エレベーターの向かい(階段下)には貴重品ロッカーが設置されています。指紋認証と暗証番号でロックする仕組みとのこと(無料)。財布などはこのロッカーに保管しておけば良さそうですが、カメラや PC は下の大きなロッカーなら入ったのでしょうか……?

観光情報コーナー

4 デッキの右舷側の「観光情報コーナー」にはブースが設けられていました。「おがさわら丸」には現地での観光に精通した「解説員」が乗船していて、島でのアクティビティについて相談ができるとのこと。14 時頃までは携帯電話も繋がるので、その場でアクティビティの予約もできるようです。
ちなみにこの「解説員」は、現地で観光ガイドをされている方などが持ち回りで担当しているとのこと。竹芝桟橋から二見港に向かう船内での案内が主たる業務ですが、父島から本州に戻ってちょこっと帰省した後に「解説員」を務めながら父島に戻る……というのもアリなのだそうです。

冷蔵ロッカー

右舷の乗降口の横にも談話スペースのような場所があり、その横にロッカーが設置されています(有料)。このロッカーは「冷蔵ロッカー」で、冷蔵品の持ち込み・持ち出しに利用できるとのこと。
なお「冷凍品」の船内持ち込みは NG で、手小荷物として預ける必要があります。

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