2024年8月5日月曜日

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小笠原海運「おがさわら丸」特 2 等寝台 乗船記(エントランス編)

 

10:15 頃に、ついに「おがさわら丸」の船内に入りました!
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2024 年 4 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

まずは「特 2 等寝台」へ

まずはささっと 5 デッキの船室に向かいます。この部屋がこれからの 24 時間の大半を過ごす場所です。
特 2 等寝台は木目調のインテリアが印象的ですね。2 段寝台ですが、通路の配置をタンデムにすることで上段と下段の利用者が顔を合わせないようになっています。鉄道列車の「B 寝台個室」と同じようなデザインですね(窓の位置は異なりますが)。
「おがさわら丸」の乗船の列は、10:15 頃過ぎにはほぼ解消していました。あとは出航する 11 時までに駆け込みのお客さんを待つだけです。500 人近い船客を乗せる筈ですが、意外とすんなりと搭乗できてしまうのですね。

エントランス

特 2 等寝台にキャリーバッグを置いて、4 デッキのエントランスに向かいます。
乗降口では船員さんが乗船する船客を待っていました。
乗降口の左隣には「船内案内所」があり、両替機が置かれています。「天気図」と「天気予想図」、「波浪予想図」なども貼られているのですが……
この天気……。どう見ても低気圧が直撃するような……。道理で東海汽船のジェットフォイルがあっさり欠航するわけです。
乗降口からボーディングブリッジを眺めます。船に向かってやや下り勾配になっていますが、潮位が低いときは 4 デッキではなく 5 デッキから乗り降りする場合もあるとのこと。

セーブポイント?

天気図の横、両替機が置かれたカウンターが「船内案内所」です。
「船内案内所」は青色の間接照明が多用されていて、さながらセーブポイントのような趣があります。
良く見るとカウンターの右側に「見本」という文字がありますが……
これは……今年 3 月に発売された地球の歩き方「東京の島々」ですね。なんと「3 デッキ 自動販売機にて好評発売中」とあります。東京諸島(伊豆諸島)と小笠原諸島を取り上げた本ですが、「おがさわら丸」のイラストが表紙になっています。
「自動販売機にて好評発売中」というのがツッコミどころですが、詳細は追々……。右側の AED の下にはこんなプレートも置かれていました。
「本日は満室ですので出航後の客室の変更はできません」とあります。ということは、満室でなければ出港後に船室を変更することもできる……ということですね?

船内施設の営業時間

乗降口から船内に入ったところがエントランスですが、ここにも青色の間接照明が煌々と光る案内板が……
これ、よく見ると 24 時間のガントチャートで、レストランとラウンジ、ショップの営業時間が図示されています(下の地図には航路沿いの島々が描かれています)。レストランの営業時間は朝・昼・晩に限定されますが、夕食時間は 3 時間 30 分も営業していて、ゆったりと利用することができます。
またフェリー会社によってはショップ(売店)やラウンジの営業時間が不規則な場合もあるのですが、「おがさわら丸」のショップは消灯時間を除き連続営業で、ラウンジも準備時間を除けばほぼ連続営業なのは嬉しいですね。

鯨のしっぽ

ガントチャートの上には父島と母島のパンフレットが並んでいるのですが、その後ろに何やら謎なオブジェが……
実は、3 デッキに下りる階段の直上に巨大な「鯨のしっぽ」の塑像?が置かれていました。小笠原はホエールウォッチングが盛んですが、それで「おがさわら丸」のシンボルも「鯨のしっぽ」なんですね。

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