2024年7月24日水曜日

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小笠原の旅 2024/春 (プロローグ) 「紆余曲折がありまして」

 

以前から漠然と「一度行ってみたいなぁ」と思っていた小笠原諸島に行くことにしました。ということで、まずは旅のプランニングからなのですが……
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2024 年 4 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

丸 6 日の小笠原旅行

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、小笠原諸島には民間の空港が無いため、島に向かうには小笠原海運が運航する「おがさわら丸」を利用するしかありません。「おが丸」の愛称で知られる「おがさわら丸」は一週間に一往復のみの運航で、出航してから戻るまで、最低でも 6 日が必要となります。

小笠原旅行には丸 6 日が必要になるということは……次のようなスケジュールを考えてしまうのですが……(突然のパワポ)
このスケジュールは「おがさわら丸」に乗っている時間の考慮が漏れているので、実際には丸 2 日(以上)が「おがさわら丸」の乗船絡みで消えてしまいます。実は現地でのフリータイムは丸 3 日しかないのです。

宿という「狭き門」

ここまで記してきた通り、小笠原諸島に向かうには「おがさわら丸」に乗船することが絶対条件となるのですが、もう一つ、どこの宿泊施設を確保したかも重要です。「船の予約」と「宿の予約」が事実上の身分証明になっているところがあって、アクティビティを予約する際にはこれらの情報の提示が求められることが多いです。

小笠原諸島には十分な数の宿泊施設があるとは言い難く、「おがさわら丸」の予約以上に「狭き門」とも言えます。そのため、小笠原海運では往復の乗船券と宿泊予約がセットになった「おがまるパック」というパッケージが用意されています。
また「おがまるパック」にはパック利用者だけが参加可能な「父島観光オプション」が設定されています。これはバスでの半日観光と船での観光がセットになったもので、船での観光は「1 日観光」と「半日観光」のどちらかを選択可能とのこと。どうせなら……ということで「クルーズ 1 日観光」をチョイスしてみました。

母島日帰り

気がつけばフリータイムが 1 日半になってしまいましたが、ここで突然ですが母島の話を。母島は父島の約 50 km ほど南にあり、父島と母島の間は伊豆諸島開発(株)の「ははじま丸」が片道 2 時間で結んでいます。

「ははじま丸」の運航は「おがさわら丸」の発着スケジュールに併せて調整されていて、「おがさわら丸」の父島入港日は片道のみ(結果的に翌日も片道のみ)となっています。ただ入港三日目(Day 4)以降は朝に父島を出航して、午後に父島に戻ってくるスケジュールとなっています。
これはどういうことかと言うと、Day 4 のみ「母島日帰り」が可能になっているのですね。せっかく小笠原まで来たんですし、どうせだったら父島だけじゃなく母島にも行ってみたい……ということで、Day 4 は母島日帰りを選んでみました。
母島での滞在時間は 4 時間ほどで、レンタカーを借りて島を回ることも可能ではありますが、ガイドさんによる「島内観光」ツアーに申し込むことにしました。パズルのピースが嵌まるような感じで空き時間が埋まってきましたが、良く考えてみると他に選択肢が無かったりして……(運航スケジュール含めて良くできてますよね)。

申込日の波乱

「おがまるパック」の申込みは、乗船券の販売開始日と同じく出発日の二ヶ月前で、申込みは電話のみです(もしくは小笠原海運のオフィスに出向くか)。しっかりと予約開始日をチェックして開始時間に電話したところ「話し中」だったのですが、5~6 分待ってかけ直すことで電話が繋がりました。

ただ、狙っていた宿は既に満室とのこと。また「おがさわら丸」の船室もグレードによっては埋まりつつあるとのことで、色々と当てが外れて動揺を隠せず……。改めて考えてみると、船も宿もツアー会社が押さえている枠があったのでしょうね。

「おがまるパック」の予約開始は二ヶ月前ですが、ツアー会社が提供するプランはもっと前から予約が可能なので、ツアー会社(ナショナルランドさん等)経由で予約したほうが確実なのかも……。

誤算は他にもあり、おがまるパックの「父島観光オプション」で提供される「クルーズ 1 日観光」が受付できないとのこと。「おがまるパック」の予約開始は電話の 10 分ほど前なので、僅か 10 分で満員になるというのは解せないのですが……。「クルーズ半日観光」への変更を余儀なくされたのでした。
ということで、「クルーズ 1 日観光」の予定だった Day 3 がまるまるフリータイムになってしまいました。それでは……ということで、レンタカーを借りて父島をまわることにしました。

申込後の更なる波乱

今年の正月頃にプランを練り始め、2 月に「おがまるパック」を予約してようやく旅程が確定し、ツアー代金を振り込んでチケット等が送られてきたのですが……
ところが 3 月の中頃に小笠原海運から電話があり、船長さんの体調の都合で「父島観光オプション」の催行が不可能になってしまったとのこと(今にして思えば「クルーズ 1 日観光」の募集停止?もこれが原因だったのかも)。ここに来て父島入港日の午後と出港日の午前がフリータイムになってしまいました。
(中止になってしまった)「父島バス半日観光」は、「おがまるパック」のパンフレットに経路が明記されているので、レンタカーでこの経路を辿ればロスは最小限に済むのですが、問題は「クルーズ半日観光」を失ったことで……。

旅程(ようやく)確定!

慌てて小笠原村観光協会の「アクティビティ予約状況」のページで「空あり」のアクティビティを探して、「海遊びツアー」を予約しました。
ということで、紆余曲折がありつつも、なんとかいい感じの旅程が組めたかな……といったところです。これからどんな体験ができるのか、楽しみになってきました。

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