2024年6月17日月曜日

春の新日本海フェリー「あかしあ」スイートルーム "くちきり" 乗船記(小樽港 FT 編)

札樽道の小樽 IC を抜けて、そのまま道道 17 号「小樽港線」に入りました。勝納かつない町の交叉点を右折して……
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

小樽港フェリーターミナルの航送車待機場に到着しました。
航送車待機場へは、出航 60 分前までに到着するよう呼びかけられています(GW などの繁忙期は出航 90 分前まで)。「あかしあ」の出航が 23:30 で、到着したのが 21:07 なので、割と完璧なタイミングだったのでは……(自画自賛)

札幌新道で給油してから 37.2 km ほど走行しましたが、燃料は F の位置のままです。

小樽港フェリーターミナル

航送車待機場の車列に車を停めたので……
ちょいと「あかしあ」を見に行きました。小樽着は 20:45 だった筈なので、タイミングとしては車輌甲板の荷物を搬出中と言ったあたりでしょうか。
新日本海フェリーは、事前に「e 乗船券お客さま控」を印刷して持参することで、窓口での乗船手続きをスキップすることができます。そのため本来はフェリーターミナルに向かう必要は無いのですが、乗船予定時間まで 1 時間以上あるので、中を覗いてみることにしました。
カウンターの前には液晶ディスプレイが置かれていて、出港時間と乗船時間が表示されています。これまで乗船時間は誘導員の方を捕まえて聞くことが多かったのですが、こうやって表示されるのは助かりますね。
ちなみに 2015 年 8 月の時点では液晶ディスプレイは無く、天井から行き先表示板が吊り下げられていました(あ、乗船時間も表示されていましたね)。これはこれで駅みたいで面白かったのですが……

「ニューあかしあ」

フェリーターミナルにはフェリーの模型が置かれているのが常ですが、小樽港にはなんと 4 つも置かれています。こちらは「あしかあ ーユニ」こと「ニューあかしあ」の模型です。車輌甲板の横に大穴が開いているのが面白いですね(模型ならではの趣向で、本物には穴はあいていません)。
「ニューあかしあ」は 1988(昭和 63)年から 2004 年まで舞鶴-小樽航路で使用され、その後ギリシャに売却されたとのこと。現在の「あかしあ」「はまなす」の先輩船に当たることになりますね。
スペックを見ると、長さは垂線間で 185.72 m とあります。全長は 192.9 m だったようで、「巨大船」では無かったのですね。あとスイートルームが 2 室しか無い(現在の「あかしあ」「はまなす」は 4 室)のも目を引きます。

「はまなす」

「ニューあかしあ」の隣には「はまなす」の模型が置かれています。
「はまなす」の全長は 224.82 m で「巨大船」扱いです。また車輌甲板に搭載できる車輌の数が若干減っているのも興味深いですね。ただそれ以上に現行「はまなす」の驚異的なところとして、航海速力が「ニューあかしあ」の 21.8 ノットから 30.5 ノットに上がったことが挙げられます。
この驚異的な韋駄天ぶりにより、舞鶴-小樽航路を 2 艘のフェリーで対応できるようになりました(これまでは 3 艘必要でした)。「はまなす」の進水は 2004 年なので、そろそろ後継船の話が出てきそうな予感もするのですが、航海速力のスペックがどうなるのかが気になるところです(敦賀-苫小牧東航路の「すずらん」「すいせん」は若干スペックが落ちているので)。

「はまなす」の驚異的な速力を支える船尾のプロペラには、別途説明がつけられていました。
説明の横には何故か水の入ったコップ?が置かれているのですが、何なんでしょうこれ……?

「フェリーあざれあ」

「はまなす」の隣には「あれざあ ーリェフ」こと「フェリーあざれあ」の模型が置かれていました。
スペックは……痛恨のピンボケでした……(すいません)。この「フェリーあざれあ」は 2017 年 3 月に引退して、インドネシアに売却されたとのこと。

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