新得から帯広駅前までというのも結構な距離がありそうに思えますが、かつての北海道拓殖鉄道の代替としての性格もあるのでしょうか(北海道拓殖鉄道とは異なり、行き先は帯広ですが)。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。
道路脇の防風柵は折りたたみ式のようですが、何故か畳まれずにそのままの状態の柵も見えます。柵が傷んで畳めなくなったのでしょうか……?
段丘の端の下り坂
現在地は佐幌川の河岸段丘で、新得の市街地は段丘の麓にあります。高低差は 60 m 近くあるようで、長い下り坂区間に入ります。おや、歩道が何故か通行止めになっていますが……
歩道の通行止め区間は割と一瞬でした。路面の大規模な破損、あるいは路肩の決壊とかでしょうか。
正面に見えるのは「新得山」の支峰でしょうか。下り勾配が続くので、対向車線には登坂車線も整備されています。
道道 75 号・終点
僅かに雪が残った山が見えてきましたが、あれは「オダッシュ山」でしょうか。ここから 40 km/h 制限ということは、もうすぐ市街地っぽいですね。新得の市街地(の北端)に入りました。道道 75 号「帯広新得線」の終点まであと 300 m ほどです。
国道 38 号との交点が見えてきました。左に見えるコスモ石油のガソリンスタンドは、屈足のガソリンスタンド(閉業)と同じ会社が経営しているみたいです。
日本新八景
右折して国道 38 号に入ります。「新得大橋」で佐幌川を渡ります。新得の市街地は佐幌川の西に広がっていますが、このあたりは佐幌川が西偏していることもあり、国道 38 号の新道を整備する際に川の東側を通るルートにした、ということのようです。
「佐幌大橋」を渡ったところに「川の名前の由来」が立てられています。
旧道との合流点と思しきところにでっかい看板が立っていました。「日本一のそば処」に「日本新八景」とはなかなか大きく出たものですが、「狩勝峠」は 1927(昭和 2)年に(新聞社の企画で)「日本新八景」に選ばれていた……んですね(知らなかった)。
蛍光色の看板
国道 38 号を北に向かいます。このあたりの国道 38 号は 5 km ほど直線が続いています。左隣に狩勝峠に向かう根室本線が通っていましたが、1966(昭和 41)年の「新狩勝トンネル」の開通を期に「狩勝実験線」に転用された後、1979(昭和 54)年に廃止されています。
市街地側は追い越し禁止になっていましたが、ようやく解除されたようですね。
追い越しが解禁された直線道路のど真ん中にこれ、ですからね……(汗)。
当時は忌々しく思っていましたが、こんなにあっさりと姿を消したのは想定外でした。ストリートビューで確認した限りでは、2022 年までは残っていたみたいですね。
【おことわり】本記事内の写真は以下の目的のために Adobe Firefly の生成 AI による生成塗りつぶしを使用しているものがあります:フロントガラスへの映り込み除去
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