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国道 235 号の「静内橋」は、日高本線の鉄橋に対して斜め方向のため、北に行くほど日高本線と離れてゆきます。この距離感も悪くないですよね。キハ 40 あたりが走っていれば尚良いのですが……。
静内の市街地へ
静内の市街地は静内川の北西側に広がっています。信号もあり車の数も多いので、やはり混雑していますね。前方に信号機のついた交叉点が見えてきました。
バスはここで左折して国道から離れるようです。
「本町通」に入りました。この先が終点の「静内駅」ということですよね……!
おやっ? 道路の右側に「道南バス」のロゴの入った建物が。かつてのバスターミナルとかでしょうか……?
静内駅
左手に静内駅の駅舎が見えてきました。かなり立派な建物ですね……!列車代行バスが静内駅のロータリーに厳かに進入します。
バスは静内駅の真ん前で停車しました。
列車代行バスは定刻から 6 分遅れの 14:25 に、終点の静内駅に到着しました(安全運転ありがとうございます!)。帯広駅前を 7:15 に出発してから 7 時間 10 分かけて静内までやってきたことになりますね。
広尾から様似までは 85.1 km で、この距離を日勝線のバスは 1 時間 54 分で走っていました(4 分遅れ)。一方で様似から静内までの列車代行バスは 72.4 km を 2 時間ちょうどで走ったことになるので、表定速度は 36.2 km/h ということになります。
ちなみに日高本線のディーゼルカーは、様似から静内までの 64.4 km をおよそ 83 分で走っていました。表定速度は 46.6 km/h なので、やはり鉄道は速かった……ということでしょうか。もっとも、日高本線の最高速度は 95 km/h らしいので、最高でも 60 km/h しか出せない一般道経由の代行バスもかなり健闘している、と言えるのかもしれません。
列車代行バスはなるべく鉄道のダイヤに合わせる形で走らせるのがセオリーですが、日高本線の場合はどう転んでも列車のダイヤに合わせることは不可能だったようで、代行バスは静内で系統分割されていました。鵡川行きの列車代行バスは 16:05 発なので、なんと 1 時間 40 分待ち……ということに。
道南バスターミナル
ということで、幸か不幸か時間はたっぷりあるので、まずは静内駅の中を覗いてみることにしましょう。静内駅の駅舎は「道南バスターミナル」や「観光情報センター」などが同居しているので、あえて右側にある「道南バスターミナル」の入口から中に入ってみました。木の温もりが感じられる建物の中には道南バスの窓口があり……
発車時刻表とのりば案内が掲げられていました。時刻表の最終段が 18 時台なのは御愛嬌ですが、それはさておき、札幌行きの「高速ペガサス号」が 1 日 7 往復も出ていたんですね。こりゃあ日高本線が勝てるわけが無いよなぁ……などと思ってしまいます。
ただ、この「高速ペガサス号」、現在はなんと 1 日 3 往復に縮小してしまったとのこと。どうやら 2017 年 時点の「1 日 7 往復」は歴史的に見てももっとも本数の多い時期だったらしく、2018 年 4 月に 1 往復を削減、2022 年 4 月にも 1 往復が削減され、2023 年 10 月からは 2 往復が「多客期のみ」になったのだそうです。
静内駅の内部
「道南バスターミナル」の横には「観光情報コーナー」があり、その先が「静内駅」です。静内駅には「みどりの窓口」もあり、よく見ると駅員さんの姿も……(!)
改札口の自動ドアの上には、こんな便利アイテム(行灯)も見えます。
【おことわり】本記事内の写真は以下の目的のために Adobe Firefly の生成 AI による生成塗りつぶしを使用しているものがあります:ダストノイズ除去
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