2024年2月19日月曜日

日高本線代行バスで各駅停車 (13) 「日高東別・春立」

「西端生活館」で U ターンした静内行き列車代行バスが布辻ぶし川を渡ります。日高本線の鉄橋も見えていますね。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

前回の記事でも記しましたが、日高東別駅と U ターン場所である「西端生活館」の間は 800 m ほど離れています。全ての代行バスが 1.6 km ほど無駄足を踏んでいる……と言ってしまうとかなり残念な感じですが……。
なお、日高本線の鵡川様似間が廃止されてからも、ジェイ・アール北海道バスは日高東別駅への乗り入れを続けていて、「西端生活館」での U ターンも継続中のようです。相変わらず無駄に遠回りを続けているのか……と思ったのですが、なんと「西端生活館」にバス停が設置されたとのこと。逆転の発想ですね!

日高東別駅

日高東別駅らしき建物が見えてきました。
日高本線は貨車を改造した駅舎が意外と少ない印象で、日高東別駅もブロック積みの待合室と、どことなく前衛的なデザインのトイレが並んでいます。トイレのデザインはどことなく蓬栄駅のデザインに通じるものがあるような……?
日高東別駅では利用者の方が代行バスの到着を待っていました。日高東別駅を発着する代行バスは下り 8 便、上り 6 便という変則的な本数で、2013 年時点(バス代行になる前)の下り 8 列車、上り 7 列車に近いものです。
列車代行バスは日高東別を出発しました。5 分後に日高東別駅を出発する様似行き列車代行バスとすれ違います。代行バスの日高東別駅は上りも下りも同じバス停から出発するので、上りと下りの乗り間違いに要注意ですね……。

踏切を渡って国道へ

列車代行バスは道道 796 号「西端春立線」を南に向かいます。
交叉点の 150 m ほど手前ですが、早くも T 字路の青看板が立っています。
国道 235 号のすぐ手前に、日高本線の踏切が設置されていました。
木製の枕木とレールが見えます。特急列車が 100 km/h で疾走する線路では無さそうですが、現役の線路があるだけで豊かさを感じる……というのは贔屓の引き倒しでしょうか。
国道 235 号に戻ってきました。日高東別駅を経由したことで随分とタイムロスしたんじゃないか……と思えますが、実際には 9 分ほどしかロスはありませんでした。

春立駅

春立駅に到着しました。量産型の待合室のあるバス停です。
うっかりしていて確認が漏れていたのですが、日高東別駅と春立駅は 2016 年の時点で「極端にご利用の少ない駅」利用者 10 名未満にエントリーされていました。日高東別駅はさておき、春立駅は国道沿いの集落の真ん中にあることを考えると、「極端にご利用が少ない」というのは意外な感じもします。

春立から先は、またしても日高本線が内陸側に潜ってしまうので、列車代行バスは線路沿いを離れて海沿いの国道を進みます。海側には番屋が立ち並んでいます。
ゴロタ石?が敷き詰められたスペースが続きます。ここで昆布を乾かすのでしょうか……?

元静内

見事にピントが合わなかったのですが、またしても量産型の待合室のあるバス停を通過しました。ここは「元静内」バス停みたいです。
ストリートビューで見てみると……おおお、これはなかなか趣がある……!


「元静内」と言うからには、ここが本来の「静内」だった……ということですよね。国道 235 号はこの先で左にカーブしていて、ボートが置かれたスロープの上を橋で横断しています。

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