2024年1月5日金曜日

ジェイ・アール北海道バス 日勝線の旅 (12) 「伝統のツバメマーク!」

かつての広尾駅である「広尾バス待合所」の一角には、「夢をありがとう さよなら広尾線」と題された写真パネルが置かれていました。
(右側上部、右側下部で Adobe Firefly の生成 AI による生成塗りつぶしを使用)
そう言えば、国鉄広尾線が廃止された当時の町長さんの「ごあいさつ」にも「明治以来の住民の悲願が」とありました。「夢」が実現したことで「現実」になるような気がするのですが、「そんな薄っぺらい『夢』じゃあ無かったんだよ」ということだったのでしょうか……。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

こっそり題名が変わった後で慌ててボツネタを回収しているようにも見えますが、そしてそれは実際にその通りだと思われるのですが(汗)、そう言えばこんなポスターも貼ってありました。
駅前のロータリーには何故かパトカーが停まっていたのですが、よく見ると警察官が巡視中のようですね。何かあったのか、それともよくある光景なんでしょうか?

この通路は……?

改めて在りし日の旧・広尾駅を外から眺めます。ざっくり 1/3 に分割できそうな感じで、左から「広尾線鉄道記念館」、「広尾バス待合所」、そして右側に連絡通路っぽい空間とトイレがありました。
ということでこちらが駅舎の東側のトイレで……
その横にはこんな通路が。
そう言えば網走駅も、あと上川駅も似たような構造だった記憶がありますが、これって……?
さすがに手前が暗すぎるので、ちょちょいと補正すると……おっ?
あっ、これは……! なんと「到着時刻」の行灯が、時刻が表示されたまま残っていました(!)。しかも一番右の欄には「広尾からの接続国鉄バス」の文字まで!
ということは、ここは「出口」だった……のですね? 確かに待合室からホームに向かうルートと、ホームから駅前広場に出るルートが同一である必要は全く無いわけで、特に冬場は降車客が待合室を経由すると室温が大きく変動するでしょうから、「乗車口」と「降車口」を分けるのは実に理にかなっています。ようやく積年の謎が解けたような気分です(思いっきり勘違いだったりして)。

帯広駅前行き十勝バス

後ろを振り返ると、そこには接近中の黄色いバスが。どうやら 9:52 発の帯広駅前行きバスのようです。
帯広駅前行きのバスは、2017 年時点では平日は 14 便の設定があったようですが、2023 年時点では平日は 12 便の設定となり、やや減少しています。ただ、それでも国鉄広尾線と比べると頻回運転ではないかと思うのですが……。

バス停に停車した帯広駅前行きバスと、ドア越しに話す人の姿が。
実はこの方、バス待合所の一角にある「十勝バス切符売場」の中の人です。広尾営業所からやってきた運転手さんと業務連絡を交わしているのか、それとも単なる世間話か……。なんとなく後者であってほしいと思ってしまうのは何故なんでしょう。

伝統のツバメマーク!

ジェイ・アール北海道バス 日勝線の「様似営業所前」行きは 10:00 ちょうどの発車です(2017 年時点)。バス(おそらく朝に様似から広尾までやってきた車輌)は操車場で待機しているようでしたが……
十勝バスの帯広駅前行きが出発したのを見届けると……、おっ?
おおっ?
ついに「様似営業所前」行きのバスがやってきました! 室蘭ナンバーというのもテリトリー通りとは言え、ちょっと驚きですよね。
側面には、国鉄バス以来の伝統あるツバメマークが! よく考えてみると、国鉄バス時代のカラーリングと殆ど変わっていないような……(褒めていますので念のため)。
【おことわり】本記事内の写真は以下の目的のために Adobe Firefly の生成 AI による生成塗りつぶしを使用しているものがあります:ダストノイズ除去、周辺部の拡張(別途記載)

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