春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (146) 「どんぐりとすももとトラクターのむら」

道道 238 号「更別幕別線」に北西に向かいます。この先には「とかち帯広空港」があるようですが、明らかに青看板に手直しした跡があるのはご愛嬌ですね。

「十勝」と「帯広」の関係性はちょっと面白そうなところがあって、たとえばお隣の釧路だと「釧路市」で「釧路総合振興局」なので、どう転んでも「釧路」なのですが、十勝エリアの場合は帯広市内が「帯広」で（これは当然）、それ以外の町村は「うちは十勝だよ帯広じゃない」という意識があったりするのでしょうか。

「十勝ナンバー」の導入についても、どうやら「帯広」ナンバーを廃止した上で「十勝」ナンバーの導入を希望していたらしく、「うちは帯広じゃない」という意識がありそうにも思えるんですよね（歴史的経緯を考えると、特に広尾あたりは「帯広」ナンバーへの抵抗感があっても不思議は無さそうに思えます）。

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十勝スピードウェイの「サウスゲート」に向かう道の交叉点に戻ってきました。さっきはこの交叉点を曲がってサウスゲートに向かったんでしたね。

道の駅「さらべつ」まであと 1 km の標識が出ています。右側の太陽電池は十勝スピードウェイの "Multi-Purpose Course" 跡に設置されたものでしょうか。

道道 210 号「尾田豊頃停車場線」との交叉点に戻ってきました。右折すると豊頃（茂岩）というのはわかるのですが、左折すると大樹町の「尾田」に行けるとのこと。尾田で道道 55 号「清水大樹線」に接続するようです。

右側に道の駅「さらべつ」がありますが……通過しちゃいます（すいません）。

道の駅「さらべつ」と「東和橋」の間（約 1.3 km）の写真はありませんが、途中の 950 m ほどはギリギリ幕別町側（忠類村を合併する前から幕別町側）だったようです。面白いことにどちらも「更別村弘和」と「幕別町弘和」で、小字の名前が同じなんですよね。

イタラタラキ川

「東和橋」で、「猿別川」の支流の「イタラタラキ川」を渡ります。

「イタラタラキ」の意味は「地面がユラユラゆれるところ」と記されています。帯広市に「以平町」という地名があるのですが、関係があるのか、それとも無関係なのか、気になるところです。

「丹誠（たんせい）橋」で「猿別（さるべつ）川」も渡って、ひたすら北西に向かいます。このあたりの道道 238 号「更別幕別線」は殖民区画を無視して真北西（？）に向かっているように見えます。

お、久しぶりに「南十勝夢街道」の看板ですね。「老人保健福祉センター」の「福祉の里温泉」というネーミングはかなり直球な感じですが、その下の「ふるさと館」は体育館とのこと。どの施設も軒並み左側にありますが、更別の市街地自体が左側（南西側）の国道沿いにあるので、これは仕方がないですよね。

それはそうと、この「南十勝夢街道」が「南千歳専用道」（それは何）に見えてしまって地味に困ると言うか……（汗）。

謎の青看板と謎のキャラ

道道 238 号「更別幕別線」をこのまま進むと「とかち帯広空港」の近くに行けるのですが、隙あらば「とかち帯広空港」をアピールしてきますね。もっとも謎なのが左側の看板で、距離すら表示されていません。

右側には「写真入り 106 系標識」というこれまた謎なものが見えるのですが、これもどう見ても「青看板の裏側の有効活用」ですよね。

前方に赤信号が見えたので、アクセルをリフトオフして惰性で進んでいたのですが……おっ、ちょうど良いところで信号が青に変わりました。ここは道道 716 号「駒畠更別線」との交叉点で、左折すると更別の中心街と帯広広尾道の「更別 IC」に行けるようです。左側に謎のキャラも見えますが……