2023年9月1日金曜日

春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (97) 「線路は続くよ」

国鉄標津線・奥行臼駅跡の南に伸びている線路(跡)を歩きます。線路跡の線路と言うのも……日本語って難しいですね。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

おや、この三角形のマークのついた機械は……? 一瞬 ATS 地上子かと思ったのですが、転轍機(ポイント)と繋がっているので、転轍機関連の何か……でしょうか?

線路は続くよ

線路脇の熊笹をかき分けるようにして線路が続いています。
おやっ、木が伐採されていますね。伐られたのは比較的最近に見えるので、定期的にメンテナンスの手が入っている、ということでしょうか。
左右の木……防風林代わりだったんでしょうか……が一瞬途切れました。右側には神社があるみたいですが、線路側からはその存在に気が付かず……。
線路はすっかり熊笹に覆われてしまいましたが、それよりも線路が思いっきり歪んでいるのが気になりますね。一体何があったのか……?

ヤチボウズが

線路の西側には川が流れていました。
あ、よく見るとヤチボウズが。この近くを「トンデン川」が横切っていて、この川はトンデン川の支流に当たるのでしょうか。

腕木式信号機

このまま線路の終点まで歩くべきだったのかもしれないのですが、なんか底知れない感じすらあって、熊に遭遇したりしたら洒落にならないので、引き返してしまいました……(チキンです)。
腕木式信号機が見えますが、これもびみょうに傾いているような気が……
下から腕木式信号機を眺めます。流石に現役のものはほぼ皆無でしょうけど、古き良き鉄道のシンボル的な造形もあってか、ちょくちょく保存されているものを見かけます。
さすがにこの写真を補正するのは無粋だよなぁ……と思いつつ、ついやってしまいました(汗)。

放置された廃レール……じゃなかった

転轍機の近くには廃レールが放置……されているのではなく、これは駅舎の反対側の側線ですね。既に本線と切り離されていて、こちらは復元されなかったのですね。
よく見たらレールとレールの間に切り株が。美幸線の未成区間でも見かけましたが、レールとレールの間の切り株は廃線(未成線)あるあるですね。線路が放棄されてからの年月を如実に示す生き証人、とでも言えそうでしょうか。

転轍機標識

復元された貨物引き込み線に接続する転轍機の横には、矢羽根のついたレバー?が見えます。この矢羽根は「転轍機標識」と言うのだそうです。
この標識は黄色い若葉マークのような形と、青くて丸いものが組み合わせられていて、転轍機の向きによって 90 度向きが変わるようになっています。今は黄色い若葉マークが(運転士に)見えていますが、転轍機の向きが変わると青い丸が見えるようになる、ということですね(語彙力……)。
ちなみに転轍機が「定位」の場合は青い標識が見える状態になるとのこと。となるとこの標識は転轍機が「反位」であることを示しているのですが、転轍機は本線側を向いているので、実は「定位」のような気が……?

【おことわり】本記事内の写真は以下の目的のために Adobe Firefly の生成 AI による生成塗りつぶしを使用しているものがあります:ノイズ除去

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