春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (94) 「旧奥行臼駅逓所」

国道 243 号に国道 244 号が合流する交叉点のちょい手前を右折して、道道 930 号「上風連奥行線」に入りました。「全線」「開通」「安全運転」と「夜間の除雪はしていません。」の文字が光っていますね。いやまぁ補正もかけてますけど（汗）。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

道路の右側に車を置けそうなスペースがあったので、ちょいと車を停めて……

「国指定史跡旧奥行臼駅逓所」を見に行くことにしました。

ところが……（汗）。

いやー、どこからどう見ても工事中ですね。工事期間は 2016 年 6 月から 2018 年 9 月までとのこと。

この日は祝日だったので工事はお休みだったみたいですが、関係者以外が立ち入ることの無いよう、入口はちゃんと封鎖されていました。

「旧奥行臼駅逓所へご来訪の皆様へ」と題された説明板には、駅逓所の建物の写真が。本来はこの建物が見える筈、だったんですよねぇ……。

駅逓所としては 1930（昭和 5）年に廃止されたものの、その後は旅館として使われたとのこと。確かに「国指定史跡」になるだけの価値はありそうな……。

工事中では仕方がないので、更に車を走らせたところ（と言っても 200 m も走ってないですが）……

今度は「奥行臼駅」の文字が。「奥行臼駅逓所」の近くに「奥行臼駅」があったというのも紛らわしいことこの上ないですが、「駅逓所」は馬が交通手段だった時代の施設で「駅」は鉄道の施設……と捉えると当たらずとも遠からずでしょうか。

それはそうと、横のバス停が気になるのですが、テプラを重ね張りしたと思しき時刻表には「上風連別海行」と「奥行着」の文字が。

これはどうやら「別海町地域生活バス・上風連線」の時刻表のようで、町立別海病院と奥行（＝奥行臼駅跡前）の間を上風連経由で運行しているとのこと。どう考えても単独ではペイしそうに無いですが、本来、公共サービスってそういうものですよね。

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