【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。
妙なところに「本場の味」が立っているように見えますが、ここは 2 番ホームが存在するものの向かい側の 3 番ホームが削られた場所なので(3 番ホームは 2 番ホームよりもかなり短い)、ホームが削られた場所に電柱が立っている、ということですね。
白滝駅の 2・3 番ホームには待合室も用意されていて、さすがは特急停車駅と言ったところでしょうか。
3 番ホームの遠軽側にはレピーターらしきものも見えるのですが、レピーターにしてはちょっと位置がおかしいような気もします(3 番線から旭川方面に出発するのであればわかるのですが)。これはもしかしたら構内踏切の状態を示す信号?なのかも……?
旧白滝出入口
特急「大雪 3 号」は白滝を通過して、続いて旧白滝駅跡も通過したところで……おっ、これは!これは……知る人ぞ知る(?)、旭川紋別自動車道の「旧白滝出入口跡」ですね? 最近は建設途上の自動車専用道で、インターチェンジ以外のところに起点・終点を設けるケースがちょくちょくあるのですが、この「旧白滝出入口」もそんな「仮設出入口」の一つで、2007 年 3 月に供用を開始し、「白滝丸瀬布道路」が白滝 IC まで延伸した 2009 年 12 月に廃止されています。
当時のランプウェイはフェンスで封鎖されている以外はほぼそのままで、その気になれば今すぐ復活できそうにも見えますが、「ニーズがほぼ皆無」ということなんでしょうね。新たに設けられた出入口が「旧──」というネーミングだったのもお茶目ですが、わずか 2 年 9 ヶ月で「旧・旧白滝出入口」になったあたりは言行一致と言うべきか……。
下白滝信号場
旧白滝出入口跡の前を通過してしばらく経った頃、今度は……あっ!これは……量産型の信号小屋では!? ここはかつての「下白滝駅」で、現在も「下白滝信号場」として現役です。信号場なので「信号小屋」があるのは当たり前なのですが、信号小屋の横にある筈の旧駅舎は……
もはや何が写っているのかよく分からないことに……(無念)。
「前後のお客さまと相談の上」
さて。何を今更……という話ですが、石北本線の列車は途中の遠軽で進行方向が逆転することになります。車内のシートは遠軽向きに設定されているので、遠軽から先はシートの向きを変えないと後ろ向きになってしまいます。遠軽の手前で「遠軽では列車の進行方向が変わります。前後のお客さまと相談の上、座席の向きを変えて下さいますようお願いします」とのアナウンスが。前後のお客さまとの相談の余地は無かったので……(誰もいないので)
(遠軽の手前の)瀬戸瀬のあたりで全部の座席の向きを変えてみました。向きを変え終わった直後に車掌さんがやってきたのですが、全ての座席が網走向きになっているのを見て一瞬固まっていました(何故かお礼を言われてしまいました)。
遠軽には 18:57 に到着し、3 分後の 19:00 に出発しました。網走到着は 20:49 なので、20:30 の記事更新には間に合いません。ということで、車内で写真の整理と記事の作成を……。
記事の作成とアップロードは北見のあたりで無事終了し、気がつけば美幌に到着してしまいました。
あら、美幌駅にはこんな行灯もあったんですね。
網走帰着!
特急「大雪 3 号」は定刻通り、20:49 に網走に到着しました。西留辺蘂・生野・瀬戸瀬の 3 駅を通過してしまったのは残念ですが、2017 年のダイヤでは上川で一泊しない限り「全駅停車」は難しかったので、しょうがない……ということで。この日乗車したのは「キロハ 182-3」でした。全然気づいてなかったんですが、「キロ」じゃなくて「キロハ」だったんですね(グリーン車・普通車合造)。このキロハ 182 は合計 5 両が存在していて、2018 年 7 月に全て廃車されたとのこと。
正直なところ、一度ハイデッカー車に乗ってみたかったなぁ……と思ったりもしましたが、キロハ 182 は車齢の割にはそれほどくたびれた感じもなく、快適に乗車することができました。キロハ 182 の改造元であるキロ 182 は 1981 年から 1983 年頃の製造らしいので、既に 34 歳くらいだったことになりますね……。
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