2023年6月7日水曜日

石北本線途中まで各駅停車 (61) 「愛山」

上川行き 4529D は中愛別駅を出発して、山と石狩川に挟まれた狭い場所にやってきました。これは一番狭隘な場所を通り過ぎた後ですね。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。

石狩川を渡ります。国道 39 号の橋も見えていますが、本来は石狩川の北側を抜ける道道 640 号「中愛別上川線」が愛別と上川を結ぶメインルートでした。
ただ、石狩川と江差牛山の北を通るルートは峠越え(越路峠)が必須で、また層雲峡方面に向かうにはやや遠回りを強いられるということもあってか、後に石北本線沿いに新たな道路が建設されます(現在の国道 39 号)。この「新ルート」は石北本線のルートをほぼパク踏襲したもので、見事なまでに石北本線と並走する区間が続いています。

ということで、進行方向右側にはずっと国道 39 号が見えているのですが、おや、これは……?
倉庫っぽい建物に「スピードダウン」の文字が見えます。上川行き 4529D は既にスピードダウンしているので問題は無さそうですが……ん、「最初からそれほどスピードは出てない」と聞こえたような気が……?(汗)
ちなみに、この「スピードダウン」ですが、どうやら「スピードダウン忘れずに!」という描かれていたようです。


ストリートビューの撮影は 2022 年 6 月だそうですが、僅か 5 年ほどで随分と劣化するものですね……。

愛山駅(A40)

上川行き 4529D はしっかりとスローダウンして、ついに止まってしまいました。愛山駅に到着したのですが、ホームは国道とは反対側にあるので、国道との間には空き地が広がるのみです(ちゃんと除草されているっぽい?)。
横断歩道の西側には、先程の「スローダウン」が掲げられた建物があります。


愛山駅のホームは進行方向左側にあるので、往路の旭川行き 4530D で撮影した写真を再掲します。
ふと気がついたのですが、石北本線の「国鉄時代に設置された仮乗降場」は「北日ノ出」「将軍山」「愛山」「東雲」「伊奈牛」「下相ノ内」「柏陽」で(あ、民営化直前に設置された 3 箇所を除けば、です)、そのうち「柏陽」と「愛山」以外は現存しないんですよね。「柏陽」は元・仮乗降場とは言え都市的な高架駅なので、原っぱの中にプレキャストコンクリート製のホームが一本だけ……という「いかにも」と言った感じの元・仮乗降場の駅は、もう絶滅危惧種と言えそうですね。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


0 件のコメント:

コメントを投稿