2023年4月17日月曜日

石北本線ほぼ各駅停車 (27) 「白滝」

下白滝駅(現在は信号場)と白滝駅の間には「旧白滝駅」がありました。「白滝駅」の旧駅ではなく、仮乗降場として開業したときから「旧」を冠した珍しいネーミングの駅でした。

旧白滝駅(A46・廃止)

在りし日の旧白滝駅の写真が、パブリックドメインとして公開されていました(ありがとうございます!)。
(Wikimedia Commons より借用。この作品の作者である 221.20 氏は、この作品をパブリックドメインとして提供しています)
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。

場所はこの辺だと思うのですが、駅の周りには建物がちょこちょこと散在していた感じでしょうか。

(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである)
旧白滝駅は 2016 年時点での 1 日平均乗車人員が「10 名以下」で、お隣の下白滝駅(当時)は「1 名以下」だったのですが、下白滝駅と旧白滝駅はともに 2016 年 3 月に廃止されてしまいました。「いずれ廃止を余儀なくされるのであれば」という目論見があったのでしょうか……?

右見て左見て

特別快速「きたみ」は旧白滝駅があったところを通過して白滝駅に向かいます。第 4 種踏切(遮断機と警報機の無い踏切)が見えますが……
左右から列車がやってくるのを確認するためのミラーが設置されているのは面白いですね。
ミラーに JR マークが写り込んでいました。これはなかなかのタイミングなのでは……!?
白滝の市街地に入りました。かつての白滝村の中心部です。
駅の手前には雪の残る空き地がありました。雪捨て場でしょうか。

白滝駅(A45)

白滝駅に到着しました。2 面 3 線(+ 保線用車輌の留置線)という、清く正しい国鉄型配線の駅です。
駅舎にもちゃっかりと「本場の味」が。
駅舎は山小屋を思わせるデザインで、どことなく国鉄っぽい雰囲気も感じられるような気が……(特に駅舎のサイズなどが)。
ただ、Wikipedia によると、この駅舎は JR 北海道が発足した 2 年後の 1989 年に改築されたものとのこと。立派な駅舎ですが、改築の 3 年後に簡易委託も廃止されて完全に無人化されてしまったのは、時代の流れとは言え寂しい話ですね……。
車内には固い握手を交わすお客さんの姿も。遠軽で見かけたアングロサクソン系のお客さんと、白滝で下車すると思しき地元の人?が握手していたのですが、知り合いだったのか、それとも車内で意気投合したのか……?

次の駅まで 37.3 km

「本場の味」と「駅名標」のツーショットです(「本場の味」も駅名標ですけどね)。
特別快速「きたみ」は白滝を出発しました。隣駅の「上川」までは 37.3 km あり、39 分かかるとのこと。駅間 37.3 km は、JR 在来線では最長なのだそうです。

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