2023年2月6日月曜日

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釧網本線各駅停車 (30) 「遠矢・釧路湿原」

 

東釧路を出発すると、釧網本線は左にカーブして、釧路川沿いを北北東に向かいます。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

遠矢駅(B55)

東釧路から 7 分ほどで遠矢駅に到着です。意外と時間がかかったような気もしますが、東釧路から遠矢までは 7.4 km もあるんですよね(7.4 km を 7 分ということは、平均 60 km/h 以上で走っているということに)。
そしてこのアングルだと歩道橋が駅構内にあることが丸わかりですね。この歩道橋も駅の構造物という扱いなんでしょうか……?(それもなんかあり得ないような気もするのですが)

遠矢駅の駅舎は JR 北海道が発足してすぐに改築されたように見えますが……あ、合ってましたね。JR 北海道が発足した翌年の 1988 年に改築されたとのこと。
JR 北海道は早くから釧網本線を「観光路線」と位置づけていたようで、お隣の「釧路湿原駅」も 1988 年に開業しています。釧網本線の「観光路線化」と遠矢駅の駅舎改築がどこまでリンクしているかは不明ですが、案外「釧路湿原駅は新しくていーなー(チラッ、チラッ)」みたいな話だったりして……。
ちなみにこの遠矢駅、釧路と塘路の間で運行されている「くしろ湿原ノロッコ号」の唯一の通過駅だったりします。

遠矢を出発すると、釧網本線は北北西に向きを変えて岩保木水門(の近く)に向かいます。進行方向の右手は山の筈ですが、大昔は入江だったと思しき場所を中心に湿原っぽい植生が散見されるようになります。
おっ、こんなところにも谷地坊主ヤチボウズが!

釧路湿原駅(B56)

いかにも仮設っぽいホームと柵が見えてきました……が、これで完成形なんですよね(環境負荷を考慮したものでしょうか?)。釧路湿原駅に到着です。
釧路湿原駅は前述の通り 1988 年に臨時駅として設置された駅で、1996 年に常設駅に昇格?しています(但し冬場は全列車通過)。おや、ホームに人の姿が……
どうやら乗車客では無さそうな感じで、お客さんを出迎えにやってきた……あたりでしょうか。観光路線ならではですね……などと勝手な想像をしていますが、実は地元の人が知り合いを待ってるだけ……という可能性もゼロでは無いわけで。

六角形のログハウス

駅舎はカラマツ材で組まれたログハウスです。この駅舎、良く見ると船のような形(六角形?)をしてるんですね。
駅名標には「釧路湿原駅」の文字が。力強さが感じられてちょっとユニークな文字ですが、これはどなたの筆なのでしょう……?
駅名標の隣には「名所案内」が立っています。1988 年に設置されたものなので、フレームなどもしっかりしたものです。
「釧路湿原駅」の「名所案内」なので、内容は自ずと知れたもの……なんですが、実に的確に紹介されていたので、読みやすいアングルでじっくりとご覧いただきましょう。単に谷地坊主が見られるだけの場所では無かったのですね……。
往路では一部が欠けてしまった「ようこそ釧路湿原駅へ」のイラスト看板ですが……ああああっ。また(ほんの少しですが)欠けてしまった……。
網走行き 4730D は釧路湿原駅を出発して、次の「細岡駅」に向かいます。ここも大昔は入江だったと思われますが、水路を掘って水を抜いて、なんとか農地に転用しようとした……と言った感じでしょうか。

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