【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。
何を思ったか(何も考えてなかったのでは)うっかり右側の席に陣取ってしまったため、眼前には……
ブルーシートで保護された法面が見えています。この違い、まさに格差社会を体現したものと言えそうでしょうか(関係ないと思う)。
踏切……「鱒浦隧道踏切」と言うのですね……を通過します。この踏切は「つくしヶ丘本通線」という高台エリアのメインストリートを直進した先にあるのですが、下り坂の先に踏切が待ち構えるというスリル満点の構造だったりします。
鱒浦駅(B78)
「鱒浦隧道踏切」を通過して少し進むと「鱒浦駅」の筈ですが…………。またしても格差社会の到来でしょうか(たぶん違う)。鱒浦駅も 1 面 1 線の棒線駅で、ホームと駅舎は海側(進行方向左側)にあります。国道のすぐ近くなので、ストリートビューで駅舎を見ることができます。この駅舎は 2015 年に改築されたもの……なんですね。
鱒浦駅の開業は 1924 年 11 月とのことなので、せっかくなので「北海道駅名の起源」を見ておきましょうか。
鱒 浦(ますうら)
所在地 網走市
開 駅 大正13年11月15日 (客)
起 源 この近海はむかしからアイヌのマス漁の好適地として知られていたため、このように名づけたものである。
(「北海道駅名の起源(昭和48年版)」日本国有鉄道北海道総局 p.166 より引用)
とりあえず「鱒浦」という駅名は和語由来っぽい感じですね。これも鱒浦駅の近く(構内かも)だったと思いますが、擁壁に「1987-10」の文字が埋め込まれています。国鉄時代の建造物はこんな感じで竣工年月(と思う)が入っているケースが多いですよね。
鱒浦駅を出発して、鱒浦川近くの踏切を通過します。この踏切は「澱粉工場踏切」と言うのだとか。「爆発踏切」には負けますが、なかなか良い名前の踏切ですね。
程なく
海岸段丘の高台の上に「牧場レストラン」が見えてきました。
藻琴駅(B77)
ここまでずっと海側を並走していた国道 244 号が山側に移動しました。右側の車窓がようやく開けた感じになり、建物が増えてきましたが……藻琴駅に到着したようです。ようやく「各駅停車」らしくなりましたね!(ここまでが酷すぎたのでは)
藻琴駅の駅名標と駅舎が見えてきました。縦長の駅名標も「これでもか!」とばかりに存在感を見せています。
駅舎は昔ながらの感じで、随分と立派なものです。古い駅舎を持て余して小型の駅舎に建て替えたり、あるいは「ダルマ駅舎」(国鉄時代の「緩急車」を改造した駅舎)に化けたりするケースが多い中、ちゃんと駅舎を維持していて素晴らしいですよね。
この駅舎ですが、よく見ると中に明かりも灯っています。この明かりは駅舎の中で営業中の喫茶店のものとのことで、古い駅舎の活用例の良いお手本になりそうですね。
www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International
0 件のコメント:
コメントを投稿