2022年12月28日水曜日

釧網本線ほぼ各駅停車 (4) 「快速『しれとこ』」

団体用改札口と思しき一角から網走駅のホームを眺めます。2 面 3 線の国鉄型配線の駅ですが、3 番線の向こうにも留置線と思しきスペースがあります。以前は留置線が 5 線ほどあったように見えますが、真ん中の 3 線は既に撤去済みのようです。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

上屋の支柱には夥しい数の「本場の味」が。色々と事情があったのかもしれませんが、サッポロビールが駅名標広告から撤退してしまったのは寂しい限りです。
網走駅は「石北本線」と「釧網本線」の終着駅ですが、両路線は進行方向を変えること無く直通可能で、実際に両路線を直通する列車も設定されています(2017 年時点)。
以前は国鉄の「湧網線」が網走駅から分岐していましたが、1987 年に廃止されてしまいました(「湧網線」は随分と眺めの良い路線だったらしいですね)。そのため、現在の網走駅の隣駅は釧網本線の「桂台駅」と石北本線の「呼人よびと駅」の 2 駅のみです。

4726D 到着

9:21 に、釧路 6:05 発の 4726D が到着しました。釧路から網走まで 3 時間 16 分かけて走破して、定刻ぴったりに到着するのは流石ですね。
4726D はキハ 54 500 番台の単行のようで、「網 走」のサイドボードが見えます。列車が到着すると駅員さんが素早くサイドボードを付け替えるのですが、これがまためちゃくちゃ素早いんですよね(もはや神業)。まぁ列車の本数がそれほど多くないからできる芸当なんでしょうけど、お見事です。

改札開始!

コンコース横の待合室で快速「しれとこ」の改札が始まるのを待つこと 30 分ほど、いつの間にか改札待ちの人が増えてきました。
快速「しれとこ」の出発の 20 分前に改札が始まりました。正面にキハ 40 が見えていますが、これは 10:17 発の遠軽行き 4658D です。
キハ 54 と比べると、車体が重い上にパワーが無いという印象のある(実際そうなんでしょうけど)キハ 40 ですが、幅広でがっしりした車体は謎の安心感がありますよね。
快速「しれとこ」は 4726D の折り返し運用で、3 番線に停車中です。サイドボードもちゃんと「釧路」に付け替えられていますね。

古レールの跨線橋

3 番のりばには跨線橋で移動します。
跨線橋の屋根は古レール(だと思う)が梁と垂木を兼ねた構造のようです。他の部材は殆どが木のようで、強度・耐久性とコストを両立させた……と言ったところでしょうか。

快速「しれとこ」

3 番のりばにやってきました。方向幕に「ワンマン」と「快 速」の文字が表示されたキハ 54 515 が停車中です。
これから乗車する列車は快速「しれとこ」ですが、途中の通過駅は南斜里・南弟子屈・細岡の 3 駅のみで、ほぼ各駅停車です(題名……)。1 日 1 往復のみの設定ですが、なんとヘッドマークが用意されています!
こういったサービス精神が見られるようになったのは、国鉄が JR に変わって目立って良くなった点のひとつでしょうか。

ホーム上屋も古レール

2 番のりばと 3 番のりばのホーム上屋も古レールが梁と柱を兼ねた構造のようで、古レールの曲線美が見事ですね……。柱に「7」「8」「9」「10」などの番号がついているのは、ドア位置の案内に使用するとかでしょうか……?
待つこと 1 時間ちょいで、ようやく快速「しれとこ」に乗車です。

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