2022年11月9日水曜日

春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (16) 「丸ゴシックの緑看板」

「千歳東 IC」から道東道に入ります。あ、また別のジェット旅客機が見えていますね。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、各種サービスの実施状況や営業時間などが現在と異なる可能性があります。

→帯広

千歳東 IC は「道央圏連絡道路」の中央 IC と同じく「平面 Y 型」のレイアウトのため、流出車線と流入車線が平面交叉する構造です。安全性の面では難のある構造ですが、明らかに建設コストや維持コストが安そうなんですよね。
平面交叉は出会い頭やスリップで衝突する危険性があるほか、逆走の危険性も伴います。このような標識を設けて「右折のみ」であることをアピールしていますが……。
ということで、右折して帯広方面に向かいます。直線的なランプウェイは平面 Y 型のメリットの一つと言えるでしょうか。

丸ゴシックの緑看板

道東道の本線に流入します。道東道は基本的に暫定 2 車線ですが、IC の前後は完成 4 車線相当に整備されているケースが多いですね。
このあたりの道東道で特徴的なのがこの看板でしょうか。角が面取りされている看板は他所でも見かけますが、漢字のフォントが丸ゴシックなのは珍しいですよね。「公団ゴシック」の代わりのフォントを探していた頃の設置なのでしょうか……?
千歳東 IC から 1.9 km ほどで「キウス PA」です。トイレしかない、いかにも道東道らしい PA ですが……
苫小牧市内でちょいと宇宙ステーションにうつつを抜かしてしまったので、今回はスルーします。

上下線の間のバンク(土手)

前述の通り、道東道は殆どの区間が「暫定 2 車線」ですが、ここは上下線の間にバンク(土手)が残してあります。最近は中央分離帯にワイヤーロープのフェンスを設けたり、コンクリートウォールを設置して対向車線へのはみ出しを防ごうとするケースが増えていますが、ここではバンクを設けることで似たような効果を期待している……ということでしょうか。
上下線の間のバンクはあっさりと姿を消し、ブロックとポールだけの中央分離帯に戻ってしまいました。「横風注意」に「動物注意」と、これは一刻も気が抜けないですね……。
「動物注意」の看板の左右には「キタキツネ」と「エゾシカ」のイラストが。「動物注意」のフォントも丸ゴシックで、どことなくほのぼのとした感じになっちゃってますね……。

除雪車追越可

暫定 2 車線区間において既存の秩序オーダーをすべてリセットできる「徳政令」的な設備が 2 km 先に近づいてきました。
「追越車線」は 2 km 先ですが、それとは別にこんな案内も。
除雪中の除雪車を追い越してしまって大丈夫なのか……と思ったりもしますが、バカスカ抜かすのが当たり前……なんですよね。次の「追分町 IC」まであと 2 km のようですが……
なるほど、除雪車はここで退避してくれるのですね。この区間の除雪はどうするのだろう……という地下鉄漫才的な疑問も出てきますが……。
追分町 IC の手前 1 km 地点で中央分離帯が復活です。まもなく追い越し車線も復活しそうな勢いですね。

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