2022年8月10日水曜日

春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (プロローグ 6) 「公団ゴシックの興亡 2017」

「加太トンネル」を抜けて亀山市に入りました。名古屋と亀山までの距離が表示されていますが、このくたびれ具合がいかにも名阪国道らしくて良い感じです。
名阪国道で最長の「関トンネル」(1,140 m)を通過します。名阪国道にはトンネルは 2 箇所しか無いのですが、どちらも前後に長い勾配があるため、結構なインパクトがあります。
トンネルを抜けると長い下り坂があり、その先に「久我 IC」があります。IC ナンバーが右側に追加されているのが面白いですね(道路の右側に立っているからなのでしょうけど)。

長い下り坂

長い下り坂では、比較的緩い左カーブを抜けた先に R=200 の右カーブが待ち構えています。もう少し直線的なルートでトンネルを掘削することもできたと思うのですが、やはり工期と工費を圧縮するためだったのでしょうか。
R=200 の右カーブに差し掛かります。適切に速度制御できていればそれほど恐れることのないカーブですが、車線変更禁止なので、右側車線を走っている場合は後ろからの車のプレッシャーがある場合も……?
当然かもしれませんが、割としっかりしたバンク角がついていますね。

関・津

久我 IC を過ぎると、前方にまたしても「速度自動取締路線」の看板が見えてきました。三重県では青地に白い字の看板なんですね。
そして「関 JCT」まで 2.2 km の案内が立っていました。関 JCT は名阪国道と伊勢自動車道のジャンクションなのですが、左に「↑伊勢湾岸道」の案内が追加されているのが面白いですね。「伊勢道」と「伊勢湾岸道」を勘違いした人がいた……ということですよね。
続いて「関 IC」の案内が立っていたのですが、なんとこんなところに公団ゴシックの生き残りが! 「関」と「津」はどちらも一文字ということで、看板のサイズも最小限になっています。左下に番号ではなく IC 名を入れるのは昔からの伝統だったんですね。

絶賛撮影中!?

伊賀市内の大半が 70 km/h 規制に変更された名阪国道ですが、亀山市内は全域で 60 km/h 規制のままです。「制限速度 60キロ守れ」という看板の先には……
しっかりとカメラが置かれていました。手前の白線は撮影位置の目印とされていますが、要はループコイルが埋まっている場所……ですよね?
そう言えば、上野 IC の例のオービスの手前にも目印がついていたので、となるとあれはやはりダミーでは無かったということなんでしょうか(下り線に移設されていた時期はダミーだったかも?)。

公団ゴシックの「新名神」

関 JCT まで 1.2 km の案内が近づいてきました。左側に「↑伊勢湾岸道」があるのは相変わらずですが、右側の「新名神↑」に注目でしょうか。両端にあるこの二つだけ「公団ゴシック」なんですよね。
関 IC の出口が見えてきました。出口案内は丸ゴシックなので比較的最近に更新されたものに見えますが、よく見ると IC 番号と下の看板が一体化しているでしょうか。
関 JCT の手前には、公団ゴシックの案内板が健在です。何故か東名阪道のサインだけ更新されているように見えますが、何らかの事情で破損してしまったとかなんでしょうか。
分岐上のサインはどちらも更新されていて、公団ゴシックなのは右端の「新名神」だけのようです。

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