2022年7月22日金曜日

紀勢本線各駅停車 (41) 「熊野市 その1」

熊野市で途中下車することにしたので、跨線橋を渡って改札口に向かいます。壁の上部から風が入る構造になっていますが、屋根の庇が垂れ下がるように曲がっていて、側面から雨が吹き込まないようにしているんですね。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2016 年 6 月時点のものです。列車の時刻や使用する車輌・番線などが現在とは異なる可能性があります。

ポスターは大半が JR のプロモーションのようですが、中にはこんなものも(ピントと解像度がアレですいません)。
今にして思えば、ちょうど「伊勢志摩サミット」が終了した翌週だったのですね。あの時は近鉄の電車がすべて鵜方止まりになって、鵜方から賢島までは無人の回送列車になったんでしたっけ。警備しやすい立地なんだろうなぁ……と思ったものです。

また、こんなポスターもありました。
「分杭峠」とはこれまたマニアックな……(汗)。

ございました

跨線橋の階段を下りて改札口に向かいます。前方に何か看板が見えますが……。
どこからどう見ても「ございました」と書かれていますね。
階段を下りたところで看板の全貌が明らかになります。シンプルで素敵な看板ですが、きっとこの面は「裏側」なんでしょうね……。
「めはり寿し」は熊野エリアの郷土料理ですが、お店は閉まっているように見えますね……。

次の列車は 1 時間後

改札口を出て線路側を振り返ります。熊野市駅には改札ブースが健在なんですね。
尾鷲・名古屋方面の次の列車は 17:50 発の特急「ワイドビュー南紀 8 号」とのこと。4 往復設定されている中での最終便ということになりますね。
ちなみに各駅停車に限定すると、多気行き 336C が 16:52 に出発した後は、18:27 に多気行き 338C が設定されています。この 338C は紀伊長島以遠の最終列車となるようです。

新宮までのお客様へのお願い

改札の横には自動券売機と「みどりの窓口」があります。「みどりの窓口」は一人で改札業務と兼務できるようになっていますね。
自動券売機の前には「新宮までのお客様へお願い」が貼られていました。
「つり銭不足の為、端数の 10 円を投入してきっぷをお買い求め下さい」とありますが……
なるほど、そういうことですか(笑)。確かに 500 円ワンコインで買いたくなりますもんね。

紀伊半島 ぐるりとめぐる 鉄の道。

これは自動券売機の反対側(新宮側)だと思いますが、「JR 紀勢本線」「熊野市駅へようこそ」という文字が並んでいる下には目隠しされた窓が見えます。
位置的に見ても、これは閉店したと思しき「うどん お弁当 めはり寿し」のお店のような感じですね。「そ」の字の横にも何か小さな文字が見えますが……
ん、「ここで一句」でしたか。

津波の際には海側へ

駅舎のドアには「海抜 8.6 m」と貼られていました。
津波のおそれがある時は、駅よりも海側にあって標高が 1 m ほど低い市役所に向かえ、ということですね。理不尽なことを言っているようにも見えますが、実は市役所の向かいには標高 57 m の「要害山」があって、市街地の大半が冠水するような深刻な事態になっても避難できるんですよね。

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2 件のコメント:

  1. ねこあたま2022年7月25日 21:13

    昔は新宮にも駅弁を売っていた記憶があります。
    まあ、高速道路ができれば、鉄道関係の商売はただでさえ、高齢化と人口減なのに
    ますます佐前になって、店じまいになりますわね。

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  2. ねこあたま さん:
    そう言えば時刻表に駅弁を販売している駅のマークがついていたなぁ……と思って確かめてみたのですが、紀勢本線では和歌山と松阪、そして紀伊勝浦で駅弁が健在とのこと(2016 年時点)。松阪は何となく理解できるとして、紀伊勝浦で駅弁が健在なのは奇跡的ですよね。最近は事前予約が必要な駅弁?もあるみたいですが、そういったリスクヘッジすら通じない時代になりつつあるようで、寂しい限りです。

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