【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2016 年 6 月時点のものです。列車の時刻や使用する車輌・番線などが現在とは異なる可能性があります。
紀勢本線は「浜王子」の手前で左に向きを変え、まっすぐ新宮駅を目指します。新宮鉄道が建設した路線は「新宮市立総合体育館」や「あけぼの公園」の近くを経由して新宮駅に向かっていましたが、国有化後の 1938 年に現在のルートに改められています(新宮駅と広角駅の間にあった「熊野地駅」は貨物駅となり、新宮と熊野地の間は貨物線として 1982 年まで残っていたとのこと)。
川が見えてきました。この川は「市田川」とのこと。
市田川を渡ります。新宮の市街地の中を流れる短い川ですが、その割に水量が豊富に見えるのが謎ですね。熊野川から水を引いているのでしょうか……?
熊野川の上流部が「十津川」と呼ばれているのは「ああ、そうなるのか」と思わせますが、十津川から更に上流部に遡ると「天ノ川」になり、最終的には天川村(奈良県吉野郡)に辿り着くというのは「え、そうなの?」という感じですね。
新宮駅
新宮駅の構内に入りました。これまで見てきた中では格段に大きな駅ですが、側線を除けば 2 面 3 線構造の駅です。新宮駅は JR 西日本と JR 東海の境界駅ですが、駅の管理は JR 西日本が行っているようですね。
2333M は定刻の 16:09 に新宮駅 3 番線に到着しました。和歌山駅を出発したのが 10:16 でしたから、6 時間弱で 200.7 km を移動したことになりますね(御坊と紀伊田辺で合わせて 1 時間ほどの待ち時間があったことを考えると、かなり速いのでは……)。ホームには比較的最近に新調されたと思しき木製のベンチが見えます。
こちらのベンチは昔ながらのものですね。ホームの嵩上げに合わせて座面の位置も修正されているように見えます。「しんぐう」のローマ字表記は Shingū なんですね。
多気行き 336C に乗り換え
2 番線には 16:13 に出発する多気行き 336C が停車中です。4 分乗り継ぎとは中々痺れるダイヤですね(もちろん遅延時はある程度出発を待ってくれると思いますが)。ということで、336C に乗り継ぐべく 2333M から下車します。出口のドアにはこんなステッカーが貼られていました。
和歌山からの運賃表
運転席の後ろの運賃表には、和歌山からの各駅の運賃が全て表示されていました(壮観ですね……)。ここまで和歌山から新宮までの 54 駅に停車したことになりますが、どの駅もツッコミどころ……ではなくて「物語」が満載で感慨深いですね。
なお和歌山と宮前の間の普通運賃は 150 円らしいので、切符を分けて購入したほうが僅かに安く済むかも知れません(かなりどうでもいい)。
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