白浜駅
新宮行き 2333M は白浜駅に到着しました。白浜駅もお馴染みの 2 面 3 線の国鉄型配線のように見えますが、実は 1 番線の隣に頭端式ホームの 0 番線が存在していて、特急列車の折り返しに使用されているとのこと。【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2016 年 6 月時点のものです。列車の時刻や使用する車輌・番線などが現在とは異なる可能性があります。
0 番線を抜きにして「国鉄型配線」の駅だと考えた場合、新宮方面に向かう列車は 2 番線か 3 番線に入るのがセオリーですが、2333M は何故か 1 番線に入線してしまいました。1 番線は跨線橋を渡らずに改札に向かうことができるので、列車本数の少ない駅では JR 側が「気を利かせて」1 番線に入ってくれるケースもあるのですが……
ちょんまげピースサインのおっちゃん
1 番線に入ってしまったので 2・3 番のりばのホームが良く見えます。ホーム上屋が木製なのは驚きですが、スカイブルーと白のツートーンで塗装された上屋はハイカラな感じでなかなか良いですね。ところでこのおっちゃんは誰なんでしょう。もしかして、将軍就任三百年のあの方とか……?
アロハシャツ着用
2333M は 1 番線に入ってしまったので駅舎の中も良く見えるのですが……なんと駅舎にはアロハシャツでアナウンス中の駅員さんの姿が。
なんだかもの凄く浮世離れした感がありますが、白浜駅の駅員さんは 6/1 から 8/31 までアロハシャツ着用で勤務されているとのこと。
特急「くろしお 9 号」
2333M は白浜駅で 12 分停車します。新大阪に向かう特急「くろしお」とすれ違うのか……と思ったのですが、2 番線には後ろから特急「くろしお 9 号」が入線してきました。どうやらここで先に行かせる……ということのようです。特急「くろしお 9 号」は 2 分の停車でささっと出発してしまいました。白浜駅の配線を考えると、紀伊田辺から最速で入線できるのが 2 番線のようで、特急「くろしお 9 号」のために空けておいた……ということになるのでしょうが、それだったら何故各駅停車を 3 番線ではなく 1 番線に入れたのか……という疑問が残ります。
何故 1 番線に
Wikipedia にはこんな記述がありました。以前は切欠きホーム部分が 1 番のりば・単式ホーム本線部分が 2 番のりば、島式ホームに 3 番・4 番のりばといった番号の割り振りがされていたが、旅客に混乱を招く事態がしばしば起きたことから、2008 年 3 月 15 日のダイヤ改正で、切欠き部分の呼称が 0 番のりばに変更された。
(Wikipedia 日本語版「白浜駅」より引用)
ふむふむ。2 番線の「2」の行灯が割と新しそうに見えたのは、そんな事情もあったのでしょうか。そして続きがありまして……またそれに伴って以前の 2 番・3 番・4 番のりばが、それぞれ 1 番・2 番・3 番のりばとなった他、ホームがゆるやかなカーブ状であるので列車入線時は係員が乗客の安全確保と万一の転落事故防止のため、到着・出発監視を行っている。
(Wikipedia 日本語版「白浜駅」より引用)
あー、なるほど。確かに白浜駅のホームは弓なりにカーブしていて見通しが良くありません。到着・出発監視は駅員さんの仕事だと思いますが、特急到着の 7 分前に跨線橋を渡って 2・3 番のりばまで移動するのはタイムロスも大きいので、それだったら改札のすぐ近くの 1 番線に入れよう!ということかと想像しました。もちろん乗客の利便性も考慮してのことだと思いますが……。ちなみに……
また、新宮方面のみ当駅で特急に追い抜かれる普通列車が 1 日 1 本設定されている。
(Wikipedia 日本語版「白浜駅」より引用)
え。改めて時刻表を眺めてみましたが、2016 年時点でも「特急に追い抜かれる普通列車」は 2333M だけだったような……。2333M、実は貴重な体験ができる列車だったんですね。紀伊富田駅
2333M は白浜駅で 12 分停車した後、新宮に向けて出発しました。4 分ほどで次の上富田町の駅が「
影絵!?
紀伊富田の駅舎は白を基調とした、どことなく南ヨーロッパ風の雰囲気のある建物ですが、この駅舎は 2002 年に改築されたものとのこと(介護予防拠点施設との合築)。正面から見るとファミレス感もありますが……。そして紀伊新庄駅に続いてまたしても影絵風のイラスト?が!
全体のタッチは紀伊新庄駅のものと似ていますが、紀伊富田駅の影絵?はオオサンショウウオやドジョウのようなシルエットが。もしかして私が知らないだけで、名の知れた方の作品だったりするのでしょうか……?
ちょっと電車で紀伊田辺まで
紀伊富田駅でも結構な数の降車客を見かけました。電車で紀伊田辺に出かけて、買い物や通院を済ませて電車で帰るというライフスタイルが成り立っているのでしょうか……?それでは、次の「椿駅」に向かいましょう。
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