【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2016 年 6 月時点のものです。列車の時刻や使用する車輌・番線などが現在とは異なる可能性があります。
稲原駅
駅でもないところに歩道橋が……と思っていると、50 m ほど先にまたしても歩道橋が。こちらは駅の歩道橋で間違いなさそうですね。これだけ隣接して歩道橋が続くというのも、色々と大人の事情もあるのだと思いますが、なんか勿体ない感じがしますね。稲原駅に到着しました。駅の近くは「
2 番のりばには 1 両分の上屋があり、壁と背もたれが一体化した長椅子が置かれています。駅舎は 1 番のりば側にあるのですが、この駅舎もかなり歴史の長さを感じさせますね……。
稲原駅の駅舎は、幸いなことに今も健在のようです。
稲原駅を出発して、
インパクト抜群の「かえる大橋」
途中で阪和自動車道の下をくぐります。印南 SA 以北の阪和自動車道は 4 車線化が完了したので、これは暫定 2 車線時代の記録ということになりそうですね。そろそろ印南駅に到着かな……と思っていたところ……
うわっ! なんじゃあこりゃああ™
この跨線橋、高台に移転したと思しき印南町役場と市街地を結ぶ道路の跨線橋っぽいのですが、アーチが蛙のように装飾してあって、その名も「かえる大橋」と言うのだとか。
あまりにインパクトが抜群なので、通過後の写真も……。
印南町は「かえる」推しらしいのですが、特に歴史的経緯があるわけではないようで、「町をかえる」「古里へかえる」などの願いを込めたものとのこと。他にも「考える」や「栄える」などの意味もあるとのことで、割と「言ったもの勝ち」感があるような……。
印南駅
「かえる大橋」のすぐ南側が印南駅です(厳密には「かえる大橋」は駅構内を横断しています)。2 面 3 線の「国鉄型配線」の駅ですが、紀伊田辺行き 2353M は 2 番線に入線しました。どうやらここで特急「くろしお 7 号」の通過待ちのようです。待避線に入ったおかげで駅舎が良く見えます。稲原駅と同様にクラシックな雰囲気が色濃く残る駅ですね。
この駅舎は 1930 年に開業した時のものを使い続けている……ということでしょうか。であれば 2016 年時点で築 86 年ということになりますが、できれば今のまま(適度に補修しながら)いつまでも現役を続けてもらいたいものですね……。
印南駅の標高は(数値地図によると)5.7 m とのこと。「かえる大橋」は津波の際の避難場所にも設定されているのですね。ランドマークとしての知名度も抜群でしょうし、しかも橋を渡った先の高台には印南町役場があるという完璧なロケーションです。
特急「くろしお 7 号」の通過待ちで 4 分停車した紀伊田辺行き 2353M は、印南駅を出発して次の切目駅に向かいます。
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