2022年6月14日火曜日

紀勢本線各駅停車 (14) 「御坊・その5」

3 番線に 2 両編成の電車が入線してきました。紀伊田辺からやってきた御坊止まりの 2354M で、折り返しで紀伊田辺行き 2353M となります。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2016 年 6 月時点のものです。列車の時刻や使用する車輌・番線などが現在とは異なる可能性があります。
この見慣れない車輌、国鉄時代から大阪近郊を走っていた通勤電車に似ていますが、よく見ると横幅がちょっと広いんですよね。
前面の方向幕には「ワンマン」の文字が。その割には乗務員室に二人(以上)の人影が見えますが、気にしたほうが負けですよね。

本格的なワンマンカー

ということで早速乗車です。車内には路線バスのような整理券の発券機があります。ワンマンカーにも色々あって、単純に運転とドアの開閉を一人で行うだけのものと、運賃の授受まで一人で行うものがありますが、この車輌は後者のようですね。
そして車内ですが、これはどう見ても国鉄時代の「近郊形車両」ですね。本来は 4 両以上で編成を組む設計ですが、そこから 2 両を切り出して、両端に運転台を設置した……ということのようです。
増設された運転台は運賃の授受を考慮したもので、乗務員室と客室の間のドアが無く、窓も大きいのが特徴でしょうか。
路線バスのような運賃表示器もあります。
設置したのは運転台だけではなく、列車本数の少ない区間を走ることを考慮してトイレも設置されています。国鉄時代に製造された車輌ですが、最近の JR 西日本の車輌でおなじみの広いトイレです(車椅子対応でしたっけ)。

出演:駅員さん?

車内には中吊り広告が吊るされていたのですが……あれ、これは……?
なんと、御坊駅の改良をアピールするものでした。見事にピンポイントな広告ですね。
最近、二度目?の嵩上げが行われたと思しきホームについても紹介されていましたが……
あれ、この駅員さん(ですよね)とよく似た人が改札にいるような……(と言いつつボカシを入れてますが)。

2 分遅れで出発

とりあえず海側の席を確保して、紀伊田辺に向かって出発するのを待ちましょう。
ん、2 番線に電車がやってきたようです。
11:48 に到着する筈だった御坊止まりの 343M が 3 分遅れでやってきました。この電車に乗っていれば御坊駅で 2 分乗り換えだったんですよね。
紀伊田辺行きの 2353M は御坊駅を 2 分ほど遅れて出発しました。まぁ誤差の範囲ですが、そう言えば先行する特急「くろしお 5 号」は 6 分ほど遅れていたんでしたっけ。343M も 3 分ほど遅れていましたし、軽微なトラブル(踏切支障ボタンが押されたとか)があったのかもしれません。

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