紀勢本線各駅停車 (12) 「御坊・その3」

御坊駅のコンコースですが、改札の左側に「みどりの窓口」を兼ねる「きっぷうりば」があり……

かつての窓口跡を挟んで「みどりの券売機」と自動券売機が並んでいます。

駅舎の外に出るドアの近くには「宮子姫生誕の地紀州ごぼう」と記された幟があり、その横にはこんな木像が。一本の木材からの削り出しのようですが、なかなかのクオリティですね。

ところで、この「宮子姫」って誰だろう……と思ったのですが、聖武天皇の母である「藤原宮子」のことなんですね。宮子は藤原不比等の長女とされますが、実子ではなく御坊生まれだ……という説も古くから語られているのだとか。

改札の右側には Kiosk があり……

右側には冷暖房完備の待合室があります。待合室から直接外に出られる構造のようで、待合室のドアから外に出ると徒歩約 10 秒で「御坊駅駐車場」（月額 5,500 円 + 消費税）に行けるとのこと。

次の紀伊田辺行きの発車まで 20 分ほどあるので、Kiosk でちょいとお買い物を。「100% 有田みかん果汁」と言われたら、間違いなく美味しい……ですよね！

「100% 有田みかん果汁」を堪能した後は、折角なので駅前をちょいとだけ。

駅前の一等地には「ホテルグリーンヒル御坊駅前」というビジネスホテルが。紀州鉄道の Web サイトもエメラルドグリーンを基調にしているので、関連会社かな……？　と思ったのですが、Web をチラッと見た限りでは確認できませんでした。むむ……？

ホテルの近くにはローソンがあります。ローソンの手前にはバス停があり、バスが停車中なのですが……

こ、これは……。「街の飲み屋さん」のラッピングバス、ということでしょうか。市内（と思う）の飲み屋さんに小口の宣伝枠を販売したっぽい感じですが、広告枠の背景を飲み屋の写真にしちゃったところがユニークですね。一杯引っ掛けた後は路線バスでご自宅まで……というシナリオもアリなんでしょうか。

紀伊田辺行き 2353M は出発の数分前には入線していると思われるので、ぼちぼちホームに戻ることにしましょう。

駅舎のガラスには「くろしおで」「出かけよう」の文字が。さすが特急停車駅ですね……！

駅舎入口の左横には「自然と歴史ロマン溢れるまちごぼう」と題された PR スペースがあるのですが……

ん……？　「京都鉄道博物館 4.29 GRAND OPEN!」の横には「真田丸」のポスターが。御坊市は「真田丸」ではなく「上様推し」なのかと思ったのですが、やはりちゃんと流行り物も押さえているのですね。ん、よく考えたら「御坊市」関連のポスターでは無いような気も……。

そして「真田丸」のポスターの右には「御坊駅前月極駐車の利用者募集」のポスターが。駅まで徒歩約 10 秒もかからない好立地です！

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