2022年5月11日水曜日

春の新日本海フェリー「すいせん」スイートルーム "Avignone" 乗船記(続・船内ウロウロ編)

「船内クイズラリー」も無事クリア?したので、ちょっとだけ船内ウロウロを再開です。「第 3 問」が張り出されていた 5 甲板エレベーター横には、こんな小部屋がありました。
【ご注意ください】以下の内容は、特記のない限りは 2016 年 5 月時点のものです。新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、営業形態などが変更されている可能性があります。

この小部屋は「アミューズボックス」という名前です。ピクトグラムを見た限り、明らかに「カラオケボックス」だと思われるのですが、何故か名前は「アミューズボックス」なんですよね。謎のこだわりがあるのでしょうか(あるいは商標絡み?)。
「アミューズボックス」の左には、左舷ステートルームへの通路があって、その先にも小部屋が見えます。
この小部屋は「スモーキングルーム」です。デッキプランを見る限りでは、合計 5 つのスモーキングルームがあるのですが、うち 3 つは客室エリアの共用部にあるため、パブリックスペースにあるのは 4 甲板と 5 甲板の 2 つだけです。
5 甲板エレベーターの右には、巨大なクラッカーのような(それともメガホン?)謎のオブジェが置かれた、これまた謎めいたスペースがありますが……
上にちゃんと正解が出ていました。普通にトイレだったようです。
「すずらん」「すいせん」は、「スイートルーム」「デラックスルーム」だけではなく、「ステートルーム」の各室にもトイレが設置されています。その所為もあってか、5 甲板と 6 甲板の共用部のトイレはそれほど多くありません。

カフェ「アリアドネ」

5 甲板の右舷にあるカフェ「アリアドネ」にやってきました。小樽・舞鶴航路の「あかしあ」「はまなす」ではこの位置に「グリル」がありましたが、「すずらん」「すいせん」では「グリル」を左舷に配置して、右舷後方にあった「カフェ」を吹き抜けの近くに移動させた……ということになりますね。
窓に向かってテーブルと椅子が並んでいて、海を眺めながらの飲食が可能です。
カフェの営業はレストランの朝食営業が終了した後の 9:30 から、昼食営業が開始する前の 11:30 までと、14:30 から 16:00 までとなっていました(2016 年時点)。どうやら、まだ開店前だったようです。

レストラン「バッカス」

カフェ「アリアドネ」の後ろにはレストラン「バッカス」があります。
レストランの入口前にはメニューなどのパネルが並ぶほか、デジタルサイネージも並んでいます。デジタルサイネージは訴求効果が高い上に、提示できる情報量も多いのが良いですよね。
「あかしあ」「はまなす」では、グリルの前の廊下にソファーが並んでいて、海を見ながら自由に寛げるようになっていました。「すずらん」「すいせん」では、カフェの後方にレストランがあり、レストラン前の廊下にソファーが並んでいます。
「あかしあ」「はまなす」では大浴場の前の長い廊下を歩いてレストランに向かう必要がありましたが、レイアウトを一新したことで随分とスマートになりましたね。

寝落ち注意

さてさて。まだ足を踏み入れていないスポットがいくつか残っていますが、とりあえず部屋に戻ることにしましょう。
ベッドで横になっていると、突然「ぶぉ~っ」という汽笛の音が! うっかり寝落ちしてしまっていて、気がつけば僚船「すずらん」が既に遠ざかろうとしていました。
海上交通は右側通行が基本……らしいのですが、どうやら柔軟な運用が可能みたいで、新日本海フェリーは左側通行で僚船とすれ違います。そのため、右舷(海側)の部屋からは 10 時過ぎに僚船とのすれ違いを見ることができます(船内アナウンスもあります)。
特に、6 甲板の「デラックスルーム」「ジュニアスイートルーム」「スイートルーム」には「プライベートデッキ(テラス)」があるため、ガラス窓越しではなく直接レンズを向けることができます。

右舷の部屋番号は「001」「003」「601~612」です。

テラスドア開閉時の注意

フェリーは巨大なディーゼルエンジンを搭載しているということもあり、ディーゼルエンジンならではの細かな振動がついて回ります。そのため、ガラスサッシも一般家庭用のものとは異なり、閉め切った際にサッシがガッチリ固定されるような仕組みになっています。
以前は、サッシにいくつものクレセントがついていて、それらを一つ一つ緩めないと窓が動かない仕組みでしたが、今はレバーを 180 度回すだけでサッシの固定を解除できるようになっています。めちゃくちゃ地味な改良ですが、助かるんですよね……(なんか毎回どこかで言及しているような気も)。

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