2022年4月22日金曜日

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春の新日本海フェリー「すいせん」スイートルーム "Avignone" 乗船記(お部屋編)

 

6 後半前方の右舷にやってきました。今回の部屋番号は「001」で、「Avignone」という名前がつけられています。Avignon であればフランスの都市で、確か Jean Alesi の出身地だったと思いますが、Avignone とは……?
流石に気になったのでググってしまったのですが、どうやらイタリアでは「アヴィニョン」のことを Avignone と綴るようですね。Avignone はイタリア語での表記なので「アヴィニョーネ」と発音すべきでしょうか。もしかしたらラテン語でも Avignone なのかもしれませんが……。
「案内所」で受け取ったカードキーは磁気タイプのものなので、スロットに差し込むことで解錠できます。利便性は IC カードに若干劣るかもしれませんが、カードを記念に持ち帰ることができるというメリットも。

ゆったりとしたベッドルーム

ドアを開けると……正面はすりガラスの窓のついた衝立なので、左を向くと……
広々とした部屋の中にツインベッドが見えます。エントランスとベッドルームの間にドアはありませんが、仕切りを意識した壁の出っ張りが見えますね。
ベッドのサイズはセミダブルくらいはあるんでしょうか。部屋自体もビジネスホテルはもちろん、ちょっとしたリゾートホテルよりも広々としているので、圧迫感は皆無です。
ベッドルームとリビングルームは一体構造ですが、斜めにオフセットされた形で繋がっています。阪九フェリー「いずみ」の「ロイヤルルーム」はリビングとベッドルームの間にテレビが衝立代わりに立っていて、部屋が二つに分かれた印象がありましたが、この部屋からはそのような印象は受けません。
ベッドルームの通路側にはデスク兼ドレッサーと荷物置き場があります。気の利いたホテルであれば部屋まで荷物を持って案内してもらえることもありますが、フェリーは人的資源に限りがあるので、残念ながら新日本海フェリーではそのようなサービスは難しそうです(繁忙期以外は実施中とかだったらすいません)。

壁掛けテレビ

リビングの衝立側にはテーブルとチェアのセットがあるのですが、テーブルセットの先の壁には液晶テレビが掛けられています。小樽・舞鶴航路の「あかしあ」「はまなす」とは位置が変わったのかな、と思わせますが……
リビングのソファーの向かい(トイレの壁、と言うとちょいと残念な感じに)にも液晶テレビが壁に掛けられています。この位置は「あかしあ」「はまなす」と同じ……ですが、「壁掛けテレビ」に進化していますね。
テレビの単価が下がり、また壁掛けなど設置の自由度が増したということでテレビの数を増やした……ということでしょうか。ソファーの向かいの壁掛けテレビには、従来と同様に DVD プレーヤーも設置されています。見事にピンボケで申し訳ありません……。

ソファーセット

窓側から室内を一望すると、位置関係を掴みやすいでしょうか。二脚並んだソファーとテーブルの向かいには……
ロングソファーが置かれています。三人は座れそうなサイズですが、座面の形状を考えると二人がけなんでしょうか。このあたりの家具は部屋によって異なる筈なので、同じ「すいせん」でも 002 号室は違う雰囲気なのでしょうね。
窓側からテーブルセット越しに衝立を眺めます。テーブルがしっかりとボルトで固定されていることが良くわかりますね。家具が転倒するほどの揺れは滅多にないでしょうが、この辺の対策には抜かりはありません。

ティーセットと冷蔵庫

衝立の手前にはポットと茶櫃、ティーセットが置かれています。
下の扉を開けると冷蔵庫が置かれていて……
中にはミネラルウォーターが二本冷えていました。冷蔵庫は持ち込みを前提としたものですが、水が二本置かれているだけでも随分とホッとした感じになりますね(この水を飲んでも追加料金を請求されることは無いのでご安心を)。

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