2022年3月29日火曜日

次の投稿 › ‹  前の投稿

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (256) 「智恵文南入口」

 

「名寄美深道路」は「智恵文南こ道橋」で再び国道 40 号をオーバークロスします。「跨線橋」の「跨」がひらがななのは常用漢字外だからだと思われますが、なんかその……間抜けな感じがしてしまいますよね。
「智恵文南こ道橋」を渡った先に左からの流入車線があるのですが、これが「智恵文南入口」です。「智恵文南入口」は名寄方向への入口しか存在しない「クォーターインターチェンジ」で、元々は「名寄バイパス」の終点として「智恵文 IC(初代)」として設置されたものを、名寄バイパスが現在の智恵文 IC まで延伸された際に入口機能のみ残して「智恵文南入口」に改称したとのこと。
上下線(両方向)への流入・流出が可能な IC を「フル IC」と呼び、一方向への流入・流出が可能な IC を「ハーフ IC」と呼ぶので、一方向への流入だけが可能な IC は「クォーター IC」なんですね。国内では中央自動車道の「相模湖東出口」だけかと思ったのですが、都市高速や自動車専用道を含めると他にもいくつか存在するとのこと。
対向車線からバスがやってきましたが、「えさし号」のヘッドマーク?が見えます。どうやら札幌と枝幸を結ぶ宗谷バスの「特急えさし号」のようで、咲来峠を越えて枝幸に向かう途中……だと思われます。

暫定 2 車線

ここは設計速度 100 km/h 区間ですが、道路中央にガードレールが無いので……
制限速度は 70 km/h のままです(残念)。そして再び、いかにも「名寄美深道路」らしい掘割区間にやってきました。
「名寄美深道路」の「名寄バイパス区間」は暫定 2 車線で整備されているので、周辺の構造物は将来の 4 車線化を見越して設計されています。この橋もそうなのですが、橋脚の部分だけ掘割がワイドになっているのが面白いですね。

追越車線 2 km 先

2 km 先に「追越車線」があるとのこと。そう言えば美深 IC を通過してからはここまで追越車線が無かったんでしたね。
ここでも「風速」「気温」「路温」が表示されていました。路面温度が思いのほか高いことに驚かされます。

Sanfurawa Bridge

「名寄美深道路」は国道 40 号を 3 回オーバークロスしているのですが、それぞれの橋にちゃんと名前がつけられています。「智恵文こ道橋」「智恵文南こ道橋」の次は「サンフラワー橋」だそうですが……
英語表記は Sanfurawa Bridge とのこと(汗)。Sunflower では無いのですね。
またしても掘割区間に戻ります。名寄北 IC まであと 2 km です。

Sanpira Bridge

道路中央にガードレールみたいなものが見えますが、これは「ボックスビーム」と言うのだそうですね。名寄北 IC まであと 1 km ですが、「名寄北」の隣には「下川」の文字が。国道 239 号基準で考えるとそうなるのでしょうが、単に下川町に向かうのであれば終点の名寄 IC まで行ってしまっても問題無さそうな気も……。
道道 688 号「名寄遠別線」をオーバークロスする橋の名前は「サンピラー橋」とのこと。ここから追越車線が始まるようです。
そして「サンピラー橋」の英語表記も……


安定の Sanpira Bridge でした。san-pira だとアイヌ語で「出崎・崖」と読めそうな気も……。そしてここにも「動物注意」の警告標識が。
名寄北 IC の出口が見えてきました。ちょいと寄り道したいところがあるので、ここで流出することにしましょう。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International

0 件のコメント:

新着記事