咲来峠は歌登・枝幸と旭川・札幌を最短最速で結ぶ重要ルートということもあり、かなり改良が加えられていて急カーブは殆どありません。(昨日の記事でも記した通り)標高はそれほどでも無いですが、そこそこ雪が残っているのは特筆すべき点でしょうか。
峠の音威子府村側には駐車スペースのような場所がありますが、これは除雪車転回場でしょうか。カーブミラーが完備されているのが面白いですね。あと音威子府村に入った直後ですが、カントリーサインつき青看板に「音威子府 12 km」とあるのも地味に気になります。
音威子府側も残雪が
5 月にしては結構雪が残っているのは、音威子府村に入ってからも同じでした。峠の前後は追い越し禁止でしたが……直線区間に入ると、再び追い越し可能に戻ります。緩い下り坂なのでスピードの出し過ぎには気をつけないといけませんね。
パンケサックル川沿いの平地を西に向かう途中にゲートがありました。このゲートも折りたたみ式のちょっと古風なものです。
そして予告通り、右側に「チェーン脱着場」がありました。カーブも勾配も緩やかで走りやすい峠ですが、これだけ積雪対策がしっかりしているということは、冬場は難所に化けるということなんでしょうか。
右カーブの下り坂
JR 宗谷本線の「咲来駅」の東側は台地になっているので、道道 220 号は掘割の間の下り坂を抜けて国道 40 号との交叉点に向かいます。「この先 急勾配 徐行」の警告が見えますが、ただでさえ下り坂は危険な上に、路面が凍結していた場合は命取りになるので、早めに、そして安全に減速したいものです。
右にカーブした急勾配には残雪が見えます。積雪や路面の凍結が無ければ特に何ということも無い下り坂のようにも思えますが、油断は禁物ですね。
Let's Groove!
国道 40 号との交叉点が見えてきました。路面にグルーブが掘られているのは、路面に流出した雪解け水が再凍結するのを避けたい……ということなんでしょうね。それはそうと、この青看板、実に「正しい」という印象を受けます。このあたりの国道 40 号は国道 275 号との重複区間であることがちゃんと示されていることと、道道 220 号は「終点」の咲来駅に向かう……ということもちゃんと示されています。「音威子府」ではなく「音威子府市街」というのも、現在地が「音威子府村」であることを考えると「正しい」ですよね。
「道民雑誌クォリティ」×「キリ看」
このまま直進して咲来駅まで行けば道道 220 号を完走できるのですが……特に何も考えずに左折してしまいました(ぉぃ)。……あっ!
こちらの建物ですが、なんと「道民雑誌 クォリティ」の上に「キリ看」まで! どちらの看板も可読性が損なわれていないのが素晴らしいですね。
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2 件のコメント:
いつも楽しく読んでいます。ここ地元なんでこのレベルの詳しいレポート(標識とか)でも「ああ、あれね。」とよくわかるんで楽しいです。道内だったら大体どこのレポートでもよくわかる(道民の森の分岐とかね!)ので更新楽しみに待ってますよ。まあ四国とかのレポートはは地元じゃないので細かすぎて伝わらない部分があるのは当然ですが。北海道地名もすごく楽しみにしております。大体妥当じゃないかと思われるので、地名で気になったときは頼りにさせてもらってます。これからもよろしくお願いします。
さて、音威子府村のカントリーサインですが、トーテムポールかと思います。ここまで北海道に精通している人ならば名前は知っていると思いますが、「砂沢ビッキ」という彫刻家(故人)がおられまして、この人が最後の工房を構えたのが音威子府村で、村内にいくつかトーテムポールが現存しています。天塩川温泉入口にもあったのですが、木製の悲しさ、最近(2019~2020頃)撤去されてしまいました。
■ 猟師服部 さん:
コメントありがとうございます。車で移動した際の記事はもっと端折って飛ばさないといけないなぁ……と言う自覚はあったんですが、ついつい細かすぎるネタを突っ込んでしまい……。地元の方に楽しんでいただけているのであればとてもありがたい話です。
そして音威子府村のカントリーサインですが、砂沢ビッキさんだったんですね! 音威子府と言えば木工の町で、砂沢ビッキという有名な彫刻家のゆかりの土地だ……というところまでは認識していたのですが、トーテムポールとの繋がりを思い出せず……。お恥ずかしい話です。
コメントを頂いてから改めて写真やストリートビューを確認したのですが、ストリートビューではトーテムポールがしっかり写っていました。いずれは朽ちるものでしょうから仕方がないのですが、撤去されたというのは実に残念なことです(トーテムポールの前をそのまま通過してしまっていたというのも不明を恥じるばかりです)。
アイヌ語地名の記事も含めて、半ば本人用の備忘のような内容で恐縮ですが、今後とも見守っていただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
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