2022年3月16日水曜日

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (248) 「黒電話?」

道道 764 号「本幌別上毛登別線」と道道 220 号「歌登咲来停車場線」の交点で右折して、道道 220 号を南に向かいます。先程「第 2 本幌別橋」を渡ったばかりですが、今度は「本幌別橋」を渡ります。あっ!
橋名表示板が傾いていない……! そう言えば「第 2 本幌別橋」もきちんと直立していました(反対方向はちょいと傾いていましたが)。

何を今更……という話ですが、歌登から美深に向かう場合は少なくとも二通りのルートがあります。道道 120 号「美深中頓別線」で仁宇布にうぷ(中川郡美深町)を経由して美深に向かうルート(国鉄美幸線ルート)がメインルートかと思ったのですが……


どうやら道道 220 号「歌登咲来停車場線」で咲来さっくる(中川郡音威子府村)に出て、そこから国道 40 号を南下するルートが最短最速とのこと。道理で道道 120 号が空いているわけです(もっとも道道 220 号も混んでいるわけではないので、絶対数が少ないということなんでしょうけど)。
道道のネットワークが充実している旧・歌登町ですが、やはり北見幌別川沿いの道道 12 号「枝幸音威子府線」と道道 220 号「歌登咲来停車場線」がメインルートなんでしょうね。

黒電話?

歌登、そして枝幸から旭川・札幌に向かう動脈である(今頃気づいた)道道 220 号ですが、重要ルートだということからか、道路脇の看板や標識が充実しています。このあたりではお馴染みの「日本列島を背負う牛」のほか……
路線名入りの箱型ヘキサや……
これも以前にネタにした記憶がありますが、まさかの「電話機」マークまで。踏切の標識にいつまで蒸気機関車(それも小型の)を使うのか……という話がありましたが、この電話マーク(黒電話?)はいつまでこのデザインで行けるのか……。

標高の割には残雪が

これから「咲来峠」を越えるのですが、意外なことに結構残雪があります。少し前に通った「知駒峠」にも雪は残っていましたが、知駒峠が標高 466 m ほどあるのに対して咲来峠の標高は 236 m しかありません。決して日当たりが悪い場所にも思えないのですが、冷たい空気が流れ込むとか……でしょうか。

咲来峠 すべる 通行注意

路肩の位置をドライバーに知らせる「矢羽根」の支柱には、またしても何やらメッセージが。
この手の注意喚起では「凍結注意」「スリップ注意」という表現を良く見かけますが、道内ではストレートに「すべる」という表現を良く見かけます。時期によっては口にするのを憚られる表現ですが、3 月中旬なのでお許し頂ければと……。
続いて「咲来峠 大型車 チェーン必要」が出てきました。どれだけメッセージを詰め込むのが好きなんだ……と思えてきますね。

情報量が多い……!

300 m 先の駐車場の案内が見えてきました。おそらく 3 種類ほどの表示内容を切り替えることができると思うのですが、残り 2 つは「冬タイヤ チェーン規制」と「通行止め」あたりでしょうか……?
駐車場の案内のほかにも「交通事故死ゼロ 3000 日達成記念」のオブジェもありますが、色合いが風景に溶け込んでいる上に、他にもいくつもドライバーの注意を引きつけるものがあるので、存在を全く認識していませんでした(汗)。
色合いを考えると、こっちの看板のほうが目立つんですよね。国道 40 号まではあと 10 km とのこと。

折りたたみ式交通遮断機

電光掲示の「広域情報表示板」はお休み中でしょうか。その手前には「この先 交通遮断機あり 異常気象時通行止となります。」の文字とともに「稚内建設管理部 歌登出張所」の連絡先が。限られたサイズに必要な情報を(見事なレイアウトで)詰め込んだ感じがありますね。
交通遮断機が見えてきました。折りたたみ式のものですが、最近はもっと頑丈そうで折りたたみ部分の無いゲートが主流のような気がします。このゲートならダンプあたりで体当たりすれば強行突破できてしまいそうに思えますが、まさか本当に体当りするケースがあったのでしょうか……?
道道 220 号「歌登咲来停車場線」は歌登中央(道道 12 号「枝幸音威子府線」交点)と咲来駅(JR 宗谷本線)の間を結ぶ 25 km ほどの路線ですが、ここは 16 km 地点らしいので残りはあと 9 km ほどということになりますね。
間もなく「咲来峠」ですが、随分と残雪が多くなりましたね。

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