2022年3月4日金曜日

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (240) 「知駒峠」

道道 785 号「豊富中頓別線」で知駒しりこま峠に向かう途中、ガスが濃いなぁ……と思いながら車を走らせていると……
あ。上り坂の途中ですが中頓別町に入ったようです。地形図をよーく見ると確かに町境が分水嶺なのですが、道道は掬水きくすい川の流域から北隣の知駒内川まで尾根伝い(!)に向かうようで、最も標高の高い地点はもう少し先のようです(知駒岳の南南東あたり)。
残念ながらガスが濃く、峠からの眺望は全く期待できませんが……
晴れた日の眺望は、ちょっと一風変わった雰囲気が感じられますね。なんというか、単なる「絶景」では無いような感覚があります。良い眺めなのですが、麓が一望できるわけでは無い……というか、ほぼ見えないんですよね。

知駒峠

知駒峠で最も標高の高い地点が近づいてきました。国道まではあと 11 km ほどしかありません。
このあたりが最高標高地点でしょうか。ちゃんと駐車場が用意されているのは流石ですね。チラッと見た限りではそこそこ景色が良さそうな場所ですが、この日はこの有様なのでスルーです……。
最も標高の高い地点は通過したものの、中頓別側は尾根伝いを通るので、下り坂一辺倒ではありません。なんとなく、少しガスが晴れたようにも見えますね。

久しぶりのミニ青看板

バンク角のついた右カーブを通過します。
矢羽根の支柱にちょこっと案内が出ていますが……
「浜頓別 中頓別 方面」とありますね。東と西を間違えることは滅多に無さそうな気もしますが、念には念を入れて……でしょうか。あ、左側に谷があるというのはこれまでとは逆なので、その点を考慮したのでしょうか。

知駒峠スノーシェルター

300 m 先にシェルターがあるとのこと。最高標高地点は通り過ぎましたが、ようやく峠らしくなりそうです。
「知駒峠スノーシェルター」が見えてきました。円弧を二つ接合したような形の断面をしていますが、三角屋根のような雪切り効果を期待しているのでしょうか。非常用の電話ボックスも、中で赤く光っているのが見えます。
珍しく絶妙なタイミングで入口が撮影できたので、トリミングしたものをもう一枚。「シ」の字の左上が欠けているようにも見えますね……。
トンネルではなく純粋なスノーシェルターなので、左右に明かり窓があります。ほぼ尾根の上なので雪崩のリスクは少なそうですが、横からの西風に晒されるのを避けるのが主な目的なのかもしれません(あと地吹雪のリスクもありそう)。

修復済みでした

どことなく「ルーローの三角形」っぽい断面の「知駒峠スノーシェルター」を抜けると……
前方にはまるで国境のようなフェンスが並んでいました。通年設置型の防風・防雪柵でしょうか。
ちなみにこの右カーブ、2014 年時点では 2 つ目のマーカーが倒れていたようですが、ちゃんと修復されているようですね。

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