2022年3月3日木曜日

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春の道北・船と車と鉄道で 2016 (239) 「謎の柵」

 

道道 785 号「豊富中頓別線」で幌延と中頓別の間に聳える「知駒しりこま峠」に向かいます。スペックの充実ぶりが光る道道 785 号ですが、峠に向かう道もその例外ではありません。
「問寒別川」を渡る「東延橋」のあたりは標高 26 m ほどですが、知駒峠の最高地点は標高 467 m ほど……でしょうか。峠道は 440 m ほどの標高差をクリアするために、ところどころカーブを交えながら坂を駆け上がります。チラッと見た限りではカーブは 50R~60R 程度に抑えられているので、概ね走りやすい道路と言えそうです。
国道 275 号までは 15 km ほど……しか無いんですね。道道 583 号「上問寒問寒別停車場線」との分岐(ワンボックス車とトラックが会話?していたところです)から知駒峠経由で国道 275 号までは約 20 km ほどですが、音威子府経由の場合は約 90 km ほどとのこと。4.5 倍はインパクトが大きいですよね……。

駐車場あり〼

「左カーブ注意」の下には「16 km」の文字が見えますが、これは道道 645 号「上問寒幌延停車場線」との重複区間からの距離のようですね。めちゃくちゃ中途半端な印象がありますが、管轄区域が分かれているとかなんでしょうか。
駐車場の案内が見えてきました。道路の右側に駐車場があるようですが……
肝心の駐車場が殆ど写っていませんが、この施設のメンテナンス等を想定してのものなんでしょうか(携帯電話の基地局とか?)。この道は道道ですが、どことなく「観光道路」っぽい雰囲気も感じられるのが面白いところです。
ちなみに路面のひび割れは 2014 年 7 月に撮影されたストリートビューと似たような感じです。年間の温度差という面では過酷な環境だと思われますが、数年はメンテナンスフリーで持つということでしょうか。

謎の柵

突然車線が半減したりダートになったり……といった罠が仕掛けられている道道も少なくありませんが、道道 785 号はほぼ全線を通してハイスペックな印象があります。カーブの手前には砂箱も用意されていました。
そしてようやくと言うべきか、残雪が見えてきました。
このあたりでは最もキツそうな右カーブが見えてきました。谷側にソーラーパネルのようなものが見えますが、日が差す方向を向いていないですし、雪崩防止の柵だとすると谷側にあるというのが意味不明です。
これが問題の「柵のようなもの」ですが、やはり防雪柵なんでしょうか。除雪した雪が斜面の下に落ちるのを防いでいるようにも思えますが、一体何のために……。もちろん斜面の下に民家などは見当たりません。
どうにも意味不明な感じのする柵ですが、法面の崩落を防ぐなどのメリットが期待される……のでしょうか。

この時期の峠道あるある

北西向きの法面には、少なくない量の雪が残っていました。
ヘキサの下には「豊富中頓別線」の文字が(傾いてしまっていますが)。
ここに来て……なんと、対向車です! センターラインがずっと確保されているので対向車がどれだけやってきても気にならないのですが、そんな道に限って対向車がめっちゃ少なかったりしますよね。
そしてこの時期(ゴールデンウィーク)のあるあるですが、雪が残る峠道は結構な頻度でガスに覆われるんですよね。湿った空気が残雪で冷やされた結果だと思うので、これは避けようがない……ということなんでしょう。
ガスで視界が遮られる中、左カーブを抜けた先で目にしたものは……
次回に続く!(ぉぃ

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2 件のコメント:

<セルダン> さんのコメント...

謎の柵は雪の吹上を防止して視界を確保するためのもののようです。
という案内をみつけました(^^;
https://goo.gl/maps/kQiAKFx6P8rY8BZE9

ちなみに、パーキングの脇にある設備に付帯するアンテナは防災行政無線用の60Mz帯と思われますので、道路状況とか気温等のセンサじゃないですかね。
こんなんあるし
https://goo.gl/maps/vUdXqyaik2KsVhiR9

Bojan さんのコメント...

<セルダン> さん:
なんと……! 説明がストリートビューで見つかるというのは流石に想定外でした。確かにあのシャンプーハットみたいな形だと、下から巻き上がる雪混じりの風をしっかり跳ね返してくれそうです。

そして道路脇に見えたアンテナは防災行政無線用のものっぽいですか。となると何らかの情報をモニタリングしている可能性が高そうですね。知駒岳には TV の中継局が立ち並んでいるので、万一の自体に備えて道路自体の状況確認もしっかりと行われている……のかもしれません。

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