2022年1月24日月曜日

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (213) 「稚内市カーリング場」

「ノシャップ 2 丁目」の交叉点にやってきましたが、ノシャップ岬には向かわずにそのまま道道 254 号「抜海港線」を直進します。

シカ横断注意

直進とは言っても左カーブが続くので(鈴鹿の「デグナーカーブ」のように)、進行方向は 120 度近く(= 90 度以上)変わるのですけど……うわっ!
稚内と言えば、市街地を普通にエゾシカが闊歩する街でもあるのですが、これはなかなか立派な大きさの個体で……。下手にぶつかると車にもダメージを受けるとも聞きますので、ここはしっかりと減速してエゾシカの横断を待ちます。

稚内市カーリング場

ノシャップ岬をスルーして向かった先がこちらです。海上自衛隊のレーダーサイトの手前に少々くたびれた感じの建物が見えますが……
「稚内市カーリング場」の文字が見えます。稚内のカーリング場と言えば「稚内市みどりスポーツパーク」という施設が 2020 年 5 月に開業していて、新型コロナが世界的なパンデミックで猛威をふるう中、いくつかの大会が開催地を稚内に変更して行われたことが記憶に新しいですが、2016 年時点ではここにカーリング場があったのでした。
「稚内市カーリング場」の文字の下にも何か描かれていた文字があったようですが、ちょっと判読は難しいでしょうか。この施設は「稚内スポーツセンター」という名前のようで、カーリング場以外にもアーチェリーや弓道などができるようでした。
実際に、隣接する建物には「弓道場」の文字があり……
ちょいと奥には「アーチェリー場」の文字も。
外壁は石か煉瓦を積んだもののようで、かなり昔に建築されたものに見えます(「稚内市みどりスポーツパーク」への移転も建物の老朽化が大きな理由だったようです)。

老朽化したとは言え、かなり頑丈な作りの建物に見えますし、「歴史的建造物」のような趣も感じられます。いつかスポーツセンターとしての役割を終える日も来ると思いますが、できれば解体せずにそのまま残してほしいな……と思わせます。

右と左で色違い

「稚内市カーリング場」を後にして、再び野寒布岬の東側に戻ってきました。「ノシャップ」行きの宗谷バスが発車しようとしていますが、このあたりのバスは 1 時間に 3~4 往復ほど運行されているようで、なるほど良く見かけるわけですね……。
宝来三丁目のあたりまで戻ってきました。横断歩道の手前を右折すると「開基百年記念塔」のある「稚内公園」(の入り口)です。
市内を一望できる立派な塔のある公園の入り口なんですが、住宅街の中の路地のようにも見えてしまうからか、なんと道路の左右に「稚内公園 →」「稚内公園入口 →」の看板が建てられています。
しかも不思議なことに左側の看板は青地に日本語・英語・ロシア語の 3 ヶ国語対応なのに対し……
右側はブラウン地で「入口」「Enter」の文字が付加されていて、代わりにロシア語での説明が削られています。設置された年次が違うのかとも想像してみましたが、大きさや形は同じに見えるんですよね。この違いは一体……?

稚内公園入口

右折して稚内公園に向かいます。「なぜ異なるデザインの看板が並んでいるのだろう」という謎よりも、道を間違えずに右折できた安心感のほうが勝っていたのですが……
「稚内公園入口」の看板が見えてきました。ゲートも見えますが、冬期は閉鎖される……ということだったでしょうか。
稚内市「北方記念館」「開基百年記念塔」「北方植物園」の営業時間は朝 9 時から夕方の 5 時までとのこと。「開館中」の文字が嬉しいですね。
看板の横にはトベンナイ川の巨大な砂防が見えます。市街地のすぐ近くにしては、なかなか巨大ですよね。

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