2021年12月23日木曜日

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宗谷本線各駅停車 (30) 「名寄・その4」

 

名寄駅で、次の各駅停車まで 2 時間 15 分待ちとなったので、ちょいと国道沿いの「西條」まで行ってロッテリアで「絶品チーズバーガー」を食してから、テクテクと歩いて戻ってきたのですが……
旭川行き 328D は 16:42 に名寄を出発するので……どう見ても一時間前ですね。ありがとうございました。

特急列車 乗車口ご案内

名寄駅に戻ってきたのは、ちょうど 15:48 に出発する 326D の発車直前というタイミングでした。この時間帯は 15:48 発の旭川行き 326D と、16:33 発の札幌行き特急「サロベツ」が続けて旭川方面に向かうことになるのですね(「サロベツ」とすれ違うために、音威子府行き 4329D が名寄駅で 30 分待って 16:36 に出発することになります)。
特急「サロベツ」は 3 両編成で、先頭の 3 号車が自由席とのこと。1 番のりばには乗車口が 12 もあって驚いたのですが、なるほどその半分は使われないのですね(この例だと「乗車口 3」「乗車口 6」「乗車口 8」が出てきません)。

326D 停車中

1 番のりばにはディーゼルカーが止まっていますが……
326D は普通列車ですが、途中 7 つほど通過駅があるので、全駅に停車する次の 328D を待つことにします。
旭川行き 326D は間もなく出発です。

衝撃的な「お知らせ」

改札口の横の扉(業務用?)には「お知らせ」と「美深駅をご利用のみなさまへ」と題された通知が貼られていましたが……
「美深駅をご利用のみなさまへ」のほうは、美深駅の窓口業務を 2016 年 5 月 1 日から美深町に委託するに当たっての注意事項が記されていました。改札は行わないのですね。
そしてちょいと衝撃的だったのがこちらですが、「留萌線 留萌駅~増毛駅間の運転再開について」とあります。「雪崩および斜面の土砂崩壊の恐れがあったため」として 2016 年 2 月 12 日から、なんと 4 月 28 日まで「終日運転を見合わせて」いたとのこと。
当該区間の潜在的な危険性については 2021/7/9 の記事でも記した通りで、雪崩(や落石など)を防ぐ柵がてんこ盛りの状態でした。この区間は既に廃止の方針が決まっていたということもあるのでしょうが、前年の 2015 年にも 2 月 23 日から 4 月 29 日まで運休していたとのこと。色んな意味で「お手上げ」だったのでしょうね……。

湖畔経由で運転

今更ながら、駅舎の出口(=ロータリー側)にバスの時刻表が掲出してあったのに気が付きました。
「ジェイ・アール北海道バス」の「幌加内方面」の時刻表です。これは昨日の記事でも記した通り、1995 年に廃止された深名線の代行バスです。あれっ、2016 年の時点で既に深名線の廃止から 20 年以上過ぎていたのですね……。
この時刻表をよく見ると、「◆6/1~8/31は湖畔経由で運転」とあります。「湖畔」という表現が義理堅いところで、かつて深名線の「湖畔駅」のあったところ、ですよね(駅だったのは JR 発足後の 8 年間だけでしたが)。

Welcome to なよろ!

そして出口(=ロータリー側)の左側には「Welcome to なよろ!」というポスターと、駅前通りの「なよせ商店街マップ」が。
「Welcome to なよろ!」は「名寄市立大学」の新入生に向けたものなんですね。こういった形で歓迎する(歓迎される)のを見るのは、部外者(=私)から見てもとても微笑ましい感じがして良いですよね。

札幌駅では発売してません

では、328D の改札が始まるまで待合室に籠もることにしましょう。待合室の前には「列車の往復利用で安く!」というポスターが貼られていました。ふむ、「札幌快得きっぷ」という往復きっぷがあるのですね。
名寄から札幌に向かうのに全区間で特急を利用するのではなく、旭川まで快速または普通列車で移動して、旭川から特急「スーパーカムイ」の自由席が利用できるという切符のようです。宗谷本線の普通列車・快速列車の利用も促進されますし、追加料金を払えば「スーパー宗谷」や「サロベツ」の利用も OK とのこと。

「※名寄駅だけの限定発売! 札幌駅では発売してません」というのも「お主なかなかやるな」感があって良いですよね。

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