さて、ここで突然、稚内駅前の相沢さんの話に戻ります。4326D が稚内駅を出発する前に、ちょいと飲み物を仕入れておこう……と立ち寄ったのですが、そこで見かけたのがなんと……
ドクペでした(しかもダイエットタイプの)。コアなファン層が存在しながら今では決して入手が容易とは言えないドクペですが、有志の調べによると相沢さんは「日本最北のドクペ販売店」ではないかとのこと。というわけで車内でミステリアスなフルーツフレーバーを堪能すべく、即決で購入してきたのでした(汗)。
ドクペと原野と利尻富士
4326D は定刻通りに豊富を出発しました。豊富の市街地も線路の東側に広がっていますが、西側にもそこそこ住宅エリアがあるので、駅の南北にはいくつもの踏切があります。下エベコロベツ川が見えてきました。サロベツ川を別格にすれば、豊富町でもっとも大きな川……と言えるでしょうか。ところであのボート(ですよね)は何に使うんでしょう……?
広大な農地に作り変えられたかつての湿原の向こうには「利尻富士」が見えてきます。ドクペとサロベツ原野の平原と利尻富士、なかなか無い組み合わせなのではないかと……。
そして「利尻富士」の連続出場記録は本日も無事更新です。一体いつまで続くのやら……。
H28.3.8 KR
かつての湿原が農地に「改良」される中、線路際には割と手つかずな感じの「湿原の成れの果て」の姿が目立ちます。防風林として有効活用しようとしたのか……と思ったりもしますが、この雰囲気ではそんなに役立ってないような気も。比較的手つかずっぽい感じなのは嬉しい限りなんですけどね。ふと天井に視線を移したところ、扇風機に謎のテプラが貼ってあることに気がついてしまいました。
「H28.3.8」は「平成 28 年 3 月 8 日」の可能性がありそうですが、「KR」って何なんでしょう。クアラルンプールは「KL」ですし、でも韓国も関係無さそうですし……(そりゃそうでしょ)。
線路脇の「放置されたっぽい湿原」はいつの間にか姿を消し、干拓地のような広々とした風景に変わりました。
……と思ったら、再び「放置されたっぽい湿原」が復活です。なんか謎の安心感がありますよね。
下沼駅(W73)
木立の中は農地ではないので、完全に人の手を離れた場所……だと思ったら、いきなり高床式倉庫のような建物が見えてきました。ドアには「下沼中継機室」とあります。そして良く見ると、木立の中に「本場の味」が!
右手に駅舎が見えてきました。「JR 下沼駅」の文字が見えますが、かつての車掌車を改造した「ダルマ駅舎」です。この塗装の痛みは、幾年もの間ずっと風雪に晒されたことによるものだと思われますが、なんかものすごく「リアルな感じ」がしますよね。
国鉄時代のフレームに JR 北海道風の駅名標がセットされています。次の「ほろのべ」には手直しされた跡が見えます。
改めて下沼駅の「ダルマ駅舎」です。最初は貨物列車の合理化で不要になった車掌車を駅舎に転用すると聞いて「酷いことするなぁ」と思ったものですが、実物を見てみると大きすぎず小さすぎず、なかなかちょうどいいサイズなんですよね。
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